nothing ( No.51 ) |
- 日時: 2009/07/20 02:50
- 名前: 一つ石
- お付き合い頂いた皆様には、誠に感謝致しますと共に、
大変永らくの放置状態に、お詫び申し上げます。
すっかり落ち着いてしまっていますので、正解発表とさせて頂きます。 
もちろん、本題の正解は、皆様御推察の通り 「設定の期日より推測される手紙の受け取り日は4月1日。 つまり、手紙の内容の全てがウソだった。」 ということでした。
また、殊更に「他の含み」などと申しまして独り愉しんでおりましたが、 その内容とは、 「手紙の内容は全てウソであった。つまり、弔事の報せは、およそ対極の慶事の報せ (やっかみ半分のイヤミとして「人生の墓場」などとも聞きますが)または、 友人の退職祝などの、人生の転機に際しての祝事であった。 また、差出人たる、とある知己の近況についても、不況に喘いでいる、という言葉の 対極を考えると、現在は順風満帆・右肩上がりで、これまた目出度い。」 という解釈が、出題者の申すところの「他の含み」でした。
相手に解り易くウソをつくには、対極を挙げるのが最も判明し易く、 また差出人と受取人はおよそ短からぬ付合いと推測できるので、 少しばかりは相手の近況をお互いに知っている、と推測できます。 また、告別式…これは近親の祝賀会と捉えて差し支えないと思いますが、 日程・時刻までウソをつく必要がなく、事によればあらぬ誤解を生むことなので、 こちらはウソたりえない。 これも、お互いに浅からぬ付合いであれば、特段、不自然ではないでしょう。 学生の方、社会人の方は、時刻などに疑問を持たれる方もいらっしゃると思いますが、 「私」や「友人」が定年退職後や、時間調整が比較的安易な自営業などの人物であれば、 有り得ない時間枠ではありません(アルコールを扱うところならば、金曜の夜よりは 明らかに空いているでしょうし、金額交渉もしやすいでしょう)。
また、「私」の最後の呟きの「軽薄な人だ…」は、逆を取っても、言葉通りの 解釈でも、およそ辻褄は合うと思います。
と、いったところが推理の材料や根拠(出題者の言い訳? )でした。
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