素敵な貴方から素敵なプレゼント ≫No. 1
京
2009/02/08 21:35
まるで、ベルサイユ宮殿を彷彿とさせるようなS宮殿。
それにあわせてつくられたフランス式庭園にそびえ立つ、シンボルツリーの木陰に座り、
スージーは優雅に読書中。
噴水の水の音や小鳥のさえずり・・
そんな静かな時間を裂くように、どこからかスージーを呼ぶ声が聞こえて来る。
「スージーさーん!どこですかーー!?
・・あ、いたいた。また推理小説読んでたんですか?」
「ええ。京太郎さんはまた漫画読んでらしたのかしら?」
「ばれました?俺は日本人の癖に活字は苦手ですから。
名探偵コナンを大人買いしちゃったんで、読みはじめたら完徹しちゃいましたよ。
スージーさんはなんの推理小説を読んでたんですか?」
京太郎が訪ねるとスージーはその本を後ろ手に隠す。
本はフワフワなドレスに隠れて見えなくなってしまう。
「・・では、この本の作者をあなたの大好きな暗号でお教えしましょうか?
私からの京太郎さんへのプレゼントですわ。
・・紙とペンはあるかしら?」
「ええ!?そんなの突然には無いですね・・取ってくるから待っててくれます?」
京太郎は慌てて宮殿に向かう。
・・途中迷子になり、戻るまで30分ほどかかってしまう。
ゼーハーゼーハーと息を切らしながら京太郎は紙と羽根ペンをスージーに手渡した。
スージーは羽根ペンと紙を受けとると、
【の上、の間の上は濁る】
そう紙に書き、ビリッッ・・!?
そのまま暗号が書かれた紙を半分に破ってしまった。
「これが私の読んでいた推理小説の作家を示した暗号です。
もちろん書いた紙を半分に破った事も暗号の一部ですからね。
それから私は数学と虫が嫌いですので悪しからず。」
「・・びっくりしました、暗号がかかれた紙を破るなんて。えーと・・?
【紙を破った事にも意味があるんだよな?
暗号は・・『の上、の間の上は濁る』・・数学と虫が嫌い】??
なんじゃそりゃ〜??」
京太郎はぶつぶつと半分に破れた紙を持ち暗号を見続ける。
暗号の文字がかかれた部分は破れてはいなかった。
う〜ん・・まったく糸口が見つからない。
そんな京太郎を見かねて、
「あら、京太郎さん苦戦中かしら?
ではヒント。ここは日本ですもの。
日本らしい暗号とでも申しましょうか・・」
「日本らしい・・?あ、そっか。えーと、それなら紙を破った意味はこれだ。
ん?でも、あれ?どっちだろ・・?
あ、そうか!だから、数学と虫が嫌いと言ったんだな・・。
だったらこっちを選択すればオッケー。
それで、最終段階に濁ったやつを真ん中に持ってくると・・?
お!?なんか聞いた事ある名前になったぞ!?」
京太郎は一人でブツブツブツブツ・・念仏を唱えるようにつぶやく。
そして・・
「うん。解りました。作家の名前の一部を表してますね?
この作家は俺でも知ってます。・・あの、推理作家ですよね?」
「ええ。その通り。」
「でもこの作家の作品は、ひとつしか知らないです。」
「・・ふふふ。京太郎さんらしいですわ。」
問題
暗号から導き出される推理作家はだれでしょうか?
正解には理由もお願いいたします。理由をあわせて正解とします(2009.02.09 10:04追加)
(正解は勝手に君には設定されていません。)
注:この物語りはフィクションです。登場人物等は実在しません。
京 2009/02/08 21:35
それにあわせてつくられたフランス式庭園にそびえ立つ、シンボルツリーの木陰に座り、
スージーは優雅に読書中。
噴水の水の音や小鳥のさえずり・・
そんな静かな時間を裂くように、どこからかスージーを呼ぶ声が聞こえて来る。
「スージーさーん!どこですかーー!?
・・あ、いたいた。また推理小説読んでたんですか?」
「ええ。京太郎さんはまた漫画読んでらしたのかしら?」
「ばれました?俺は日本人の癖に活字は苦手ですから。
名探偵コナンを大人買いしちゃったんで、読みはじめたら完徹しちゃいましたよ。
スージーさんはなんの推理小説を読んでたんですか?」
京太郎が訪ねるとスージーはその本を後ろ手に隠す。
本はフワフワなドレスに隠れて見えなくなってしまう。
「・・では、この本の作者をあなたの大好きな暗号でお教えしましょうか?
私からの京太郎さんへのプレゼントですわ。
・・紙とペンはあるかしら?」
「ええ!?そんなの突然には無いですね・・取ってくるから待っててくれます?」
京太郎は慌てて宮殿に向かう。
・・途中迷子になり、戻るまで30分ほどかかってしまう。
ゼーハーゼーハーと息を切らしながら京太郎は紙と羽根ペンをスージーに手渡した。
スージーは羽根ペンと紙を受けとると、
【の上、の間の上は濁る】
そう紙に書き、ビリッッ・・!?
そのまま暗号が書かれた紙を半分に破ってしまった。
「これが私の読んでいた推理小説の作家を示した暗号です。
もちろん書いた紙を半分に破った事も暗号の一部ですからね。
それから私は数学と虫が嫌いですので悪しからず。」
「・・びっくりしました、暗号がかかれた紙を破るなんて。えーと・・?
【紙を破った事にも意味があるんだよな?
暗号は・・『の上、の間の上は濁る』・・数学と虫が嫌い】??
なんじゃそりゃ〜??」
京太郎はぶつぶつと半分に破れた紙を持ち暗号を見続ける。
暗号の文字がかかれた部分は破れてはいなかった。
う〜ん・・まったく糸口が見つからない。
そんな京太郎を見かねて、
「あら、京太郎さん苦戦中かしら?
ではヒント。ここは日本ですもの。
日本らしい暗号とでも申しましょうか・・」
「日本らしい・・?あ、そっか。えーと、それなら紙を破った意味はこれだ。
ん?でも、あれ?どっちだろ・・?
あ、そうか!だから、数学と虫が嫌いと言ったんだな・・。
だったらこっちを選択すればオッケー。
それで、最終段階に濁ったやつを真ん中に持ってくると・・?
お!?なんか聞いた事ある名前になったぞ!?」
京太郎は一人でブツブツブツブツ・・念仏を唱えるようにつぶやく。
そして・・
「うん。解りました。作家の名前の一部を表してますね?
この作家は俺でも知ってます。・・あの、推理作家ですよね?」
「ええ。その通り。」
「でもこの作家の作品は、ひとつしか知らないです。」
「・・ふふふ。京太郎さんらしいですわ。」
問題
暗号から導き出される推理作家はだれでしょうか?
正解には理由もお願いいたします。理由をあわせて正解とします(2009.02.09 10:04追加)
(正解は勝手に君には設定されていません。)
注:この物語りはフィクションです。登場人物等は実在しません。