溶けたら・・・・・ ≫No. 1
オレンジいろ
2009/01/26 19:10
「ごめんね」
それが、俺と、君の別れの合図。
俺は病院に入院していた。彼女は看護士で、病気の俺をいつも気遣ってくれていた。俺の病気は治らないかもしれない、病気なのだ。
そんな俺のことを、彼女はいつも言っていた。 「大丈夫。いつか、来るから」
と。俺は何の事だか分かっていなかった。
いつもいつも、俺は彼女のいう事は聞いていたが、返事なんかしてなかった。けれど、彼女の明るさはとても気持ちよいものだった。
「あたし、看護士になれたのもキセキだから、誰にだってキセキは起こるのもなんだよ」
笑顔で言ってのける彼女。優しい言葉をかけてくれる彼女に、俺はいつしか惹かれていた。
「今日の青空、きれいだよね」「ああ」
「痛いかもだけど、我慢してね」「痛くないから」
たわいもない話。脈をとるとき、君の手が俺の手に触れるだけで、心拍数が増える。
笑顔のたび、見せる笑窪。すべてが可愛らしかった。
「好きなんだけど」「え・・・・」俺がそういったときの、君の驚いた顔。「いいよ」と、告白をOKしてくれたこと。嬉しかったのに。
1ヵ月後。
「あたし、他の病院行く事になったの。ごめんね」「え・・」
「ごめんね。一緒に居られないや」そして、部屋からでていったきり、彼女は2度と、俺の病室には来なくなった。
俺の病気は深刻になっていった。
手術をしないと、死ぬ。とまで、宣告された。
死んでもいいいい。そう思っていた。
だけど・・・・ある日、手紙がと届いた。あの、彼女からだった。
{雪が溶けたら、何になるでしょう?}
その一言だけだった。
その一言の意味が分かった瞬間、手術すると決めた。
雪が溶けると、何になるでしょう?漢字一文字だけ、囁き欄にいれてください。かってに君が反応してくれます。(あとから、私もコメントします)
オレンジいろ 2009/01/26 19:10
それが、俺と、君の別れの合図。
俺は病院に入院していた。彼女は看護士で、病気の俺をいつも気遣ってくれていた。俺の病気は治らないかもしれない、病気なのだ。
そんな俺のことを、彼女はいつも言っていた。 「大丈夫。いつか、来るから」
と。俺は何の事だか分かっていなかった。
いつもいつも、俺は彼女のいう事は聞いていたが、返事なんかしてなかった。けれど、彼女の明るさはとても気持ちよいものだった。
「あたし、看護士になれたのもキセキだから、誰にだってキセキは起こるのもなんだよ」
笑顔で言ってのける彼女。優しい言葉をかけてくれる彼女に、俺はいつしか惹かれていた。
「今日の青空、きれいだよね」「ああ」
「痛いかもだけど、我慢してね」「痛くないから」
たわいもない話。脈をとるとき、君の手が俺の手に触れるだけで、心拍数が増える。
笑顔のたび、見せる笑窪。すべてが可愛らしかった。
「好きなんだけど」「え・・・・」俺がそういったときの、君の驚いた顔。「いいよ」と、告白をOKしてくれたこと。嬉しかったのに。
1ヵ月後。
「あたし、他の病院行く事になったの。ごめんね」「え・・」
「ごめんね。一緒に居られないや」そして、部屋からでていったきり、彼女は2度と、俺の病室には来なくなった。
俺の病気は深刻になっていった。
手術をしないと、死ぬ。とまで、宣告された。
死んでもいいいい。そう思っていた。
だけど・・・・ある日、手紙がと届いた。あの、彼女からだった。
{雪が溶けたら、何になるでしょう?}
その一言だけだった。
その一言の意味が分かった瞬間、手術すると決めた。
雪が溶けると、何になるでしょう?漢字一文字だけ、囁き欄にいれてください。かってに君が反応してくれます。(あとから、私もコメントします)