みなさま、あけましておめでとうございます。2009年もよろしくお願いします(ふかぶか)
さて、今年もpekoeの物語推理では、椿たちが活躍してくれるようです

ちょっとだけ椿たちの新年の様子を覗いてみましょう…
ちなみに、前回のお話はこちら↓(今回の話のヒントが隠されている「言い訳」はNO.33です)
http://www.quiz-tairiku.com/q.cgi?mode=view&no=8190*** 2009年1月1日 橙天満宮にて ***
新年から椿は不機嫌だった。
「ガラガラガラ…」
「学業お守り1つくださーい」
「破魔矢と交通安全のストラップを1つずつ」
わいわいがやがや…。
やはり元日の神社は大変な混雑である。近隣では大きな神社になるだろう橙神社にも、初詣客が列をなしていた。
「何で新年早々バイトしなきゃいけないのよぉ…」
「結局ちゃんと着替えて、やってるじゃない」
漸く取れた休憩時間、社務所の奥にある休憩室のテーブルでぐったりとしている椿に、真珠美は持っていた缶紅茶のひとつをテーブルに置き、もうひとつのプルトップを開けてひとくち飲む。
「1年の計は元旦にあり、って言うでしょ? 要するに今日頑張ることが大事なのよ」
今日の二人は揃って白の小袖に緋袴、いわゆる「巫女さん姿」である。二人は今日、橙神社で臨時バイトとして、破魔矢やお守りの販売を手伝っている。お正月は少しのんびりしようと思っていた椿は、一昨日急にバイトの応援を頼まれたのだ。
「じゃあ新年早々だけどクイズ出してあげるから、機嫌直してよ〜」
「そんなもので直るわけないじゃない」
あまりにも、ムスっとしている椿を見かねて、真珠美はクイズで誤魔化そうかと思ったが一蹴されてしまった。
「まあまあ、聞くだけ聞いてみてよ。ね?」
「…………」
無言を肯定と勝手に受け取って、真珠美は話し始める。
「わたし、昨年のお正月もここでバイトしたんだけど、そのときに神主さんに気に入られちゃったみたいで、今年はおみくじを任せてくれてね。わたしの好きな番号を大吉にしていいって言ってくれたの」
この神社のおみくじは、筒の中に入った割り箸のような細い棒を小さな穴から取り出し、そこに書かれている番号のくじを巫女たちに申告し、くじを受け取るというシステムだ。
「くじは全部で43種類。つまり1番から43番までくじがあるってわけ。欠番はないわ。その中で、わたしが大吉にすることにしたのは6つ。」
そう言うと、自分のカバンからメモ帳を取り出し、さらさらと番号を書いていく。
22、23、27、30、32
「さて、もうひとつは何番かわかるかしら?」
睨むようにしてその書き出した数字を眺めていた椿だったが、すぐに口を開いた。
「今年じゃなかったら違う数字?」
「ええ。理論上は、ね」
「簡単な算数は使うかしら?」
「うん」
その答えを聞き、椿はニヤリと笑った。営業スマイル以外では、今年初めて見せる笑顔だった。
*****************
さて、ここまでお付き合いありがとうございます。
今回の問題は見てお分かりのとおり、「もう一つの大吉の数字」です。数字を半角で囁いていただきますと、かってに君が反応してくれると思います。
また、わかりにくい・不備等ありましたら、囁きにてご指摘いただけると助かります。
さて、今年もpekoeの物語推理では、椿たちが活躍してくれるようです
ちなみに、前回のお話はこちら↓(今回の話のヒントが隠されている「言い訳」はNO.33です)
http://www.quiz-tairiku.com/q.cgi?mode=view&no=8190
*** 2009年1月1日 橙天満宮にて ***
新年から椿は不機嫌だった。
「ガラガラガラ…」
「学業お守り1つくださーい」
「破魔矢と交通安全のストラップを1つずつ」
わいわいがやがや…。
やはり元日の神社は大変な混雑である。近隣では大きな神社になるだろう橙神社にも、初詣客が列をなしていた。
「何で新年早々バイトしなきゃいけないのよぉ…」
「結局ちゃんと着替えて、やってるじゃない」
漸く取れた休憩時間、社務所の奥にある休憩室のテーブルでぐったりとしている椿に、真珠美は持っていた缶紅茶のひとつをテーブルに置き、もうひとつのプルトップを開けてひとくち飲む。
「1年の計は元旦にあり、って言うでしょ? 要するに今日頑張ることが大事なのよ」
今日の二人は揃って白の小袖に緋袴、いわゆる「巫女さん姿」である。二人は今日、橙神社で臨時バイトとして、破魔矢やお守りの販売を手伝っている。お正月は少しのんびりしようと思っていた椿は、一昨日急にバイトの応援を頼まれたのだ。
「じゃあ新年早々だけどクイズ出してあげるから、機嫌直してよ〜」
「そんなもので直るわけないじゃない」
あまりにも、ムスっとしている椿を見かねて、真珠美はクイズで誤魔化そうかと思ったが一蹴されてしまった。
「まあまあ、聞くだけ聞いてみてよ。ね?」
「…………」
無言を肯定と勝手に受け取って、真珠美は話し始める。
「わたし、昨年のお正月もここでバイトしたんだけど、そのときに神主さんに気に入られちゃったみたいで、今年はおみくじを任せてくれてね。わたしの好きな番号を大吉にしていいって言ってくれたの」
この神社のおみくじは、筒の中に入った割り箸のような細い棒を小さな穴から取り出し、そこに書かれている番号のくじを巫女たちに申告し、くじを受け取るというシステムだ。
「くじは全部で43種類。つまり1番から43番までくじがあるってわけ。欠番はないわ。その中で、わたしが大吉にすることにしたのは6つ。」
そう言うと、自分のカバンからメモ帳を取り出し、さらさらと番号を書いていく。
「さて、もうひとつは何番かわかるかしら?」
睨むようにしてその書き出した数字を眺めていた椿だったが、すぐに口を開いた。
「今年じゃなかったら違う数字?」
「ええ。理論上は、ね」
「簡単な算数は使うかしら?」
「うん」
その答えを聞き、椿はニヤリと笑った。営業スマイル以外では、今年初めて見せる笑顔だった。
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さて、ここまでお付き合いありがとうございます。
今回の問題は見てお分かりのとおり、「もう一つの大吉の数字」です。数字を半角で囁いていただきますと、かってに君が反応してくれると思います。
また、わかりにくい・不備等ありましたら、囁きにてご指摘いただけると助かります。