どこにでもある給食風景。
今日は欠席者がいたのでデザートのプリンが1個余っている。
「誰がこのプリンいる奴はいるか?」
先生はプリンを指差した。
すると僕を含めて3人の生徒が手をあげる。
「仕方ない。公平にくじ引きで決めるぞ。」
先生はA4サイズのプリントの裏に縦に延びた直線を3本引いていく。
僕はくじ引きと聞いて「しめた!」と心の中でガッツポーズ。
実は僕には透視能力があり、これくらいの透視ならお手のもの。
先生は見えないように3本線の中から1本だけを選び、線の下へ【当】の文字を書き込んだ。
そしてその文字が見えなくなるまでプリント端を折り返す。
「僕が1番に選んでいいですか?」
透視が出来ても、他の誰かが先に【当】の線を選ばれたらアウトだ。
自ら1番目を引きたいと名乗り出る。
くじ引きなので順番を気にする奴はいなかった。
僕はプリントにさりげなく触れ集中する。
【当】の文字がうっすらとプリントから透けて見えた!
1番左のくじに書かれているみたいだな…。
僕は先生から受け取った万年筆で自分の名前【蝶野 力】と1番左の線の上部分に書き込む。
…これでプリンゲットだぜ!
期待を胸に自分の席へと戻り、食べかけの給食を食べ始めた。
数分後、最後の3人目の田中君が書き終える。
果たして結果は……。
先生がくじ引きの結果を発表する。
「え〜と…これは…うん。田中が当たったみたいだな。」
「ええ!?」
そんなばかな!?僕は先生が持っていたクジ引きの結果を教卓まで確認しに行く。
当たっていたのは間違いなく田中君だった。
「く〜や〜し〜い〜!」
僕は田中君を恨めしそうに見る。
「なんだよ、蝶野?俺はちゃんと公平にクジを引いただろ?余ってた所に名前書いたんだから。まあ、余り物には福来るって言うしなあ。…先生も見てましたよね?」
先生は苦笑いしながら頷く。
田中君はゲットしたプリンを手ににんまり顔。
しまった!そういえば田中君は僕の透視能力を知っていたんだ。
「景品がプリンだけに…田中君の頭脳を甘く見てた…。」
では問題。
僕は透視能力を使い当たりを引くはずでしたが、結果は外れでした。
田中君はどんな手を使って僕からプリンを奪ったのでしょう?
>>16 第1ヒント
>>30 第2ヒント
今日は欠席者がいたのでデザートのプリンが1個余っている。
「誰がこのプリンいる奴はいるか?」
先生はプリンを指差した。
すると僕を含めて3人の生徒が手をあげる。
「仕方ない。公平にくじ引きで決めるぞ。」
先生はA4サイズのプリントの裏に縦に延びた直線を3本引いていく。
僕はくじ引きと聞いて「しめた!」と心の中でガッツポーズ。
実は僕には透視能力があり、これくらいの透視ならお手のもの。
先生は見えないように3本線の中から1本だけを選び、線の下へ【当】の文字を書き込んだ。
そしてその文字が見えなくなるまでプリント端を折り返す。
「僕が1番に選んでいいですか?」
透視が出来ても、他の誰かが先に【当】の線を選ばれたらアウトだ。
自ら1番目を引きたいと名乗り出る。
くじ引きなので順番を気にする奴はいなかった。
僕はプリントにさりげなく触れ集中する。
【当】の文字がうっすらとプリントから透けて見えた!
1番左のくじに書かれているみたいだな…。
僕は先生から受け取った万年筆で自分の名前【蝶野 力】と1番左の線の上部分に書き込む。
…これでプリンゲットだぜ!
期待を胸に自分の席へと戻り、食べかけの給食を食べ始めた。
数分後、最後の3人目の田中君が書き終える。
果たして結果は……。
先生がくじ引きの結果を発表する。
「え〜と…これは…うん。田中が当たったみたいだな。」
「ええ!?」
そんなばかな!?僕は先生が持っていたクジ引きの結果を教卓まで確認しに行く。
当たっていたのは間違いなく田中君だった。
「く〜や〜し〜い〜!」
僕は田中君を恨めしそうに見る。
「なんだよ、蝶野?俺はちゃんと公平にクジを引いただろ?余ってた所に名前書いたんだから。まあ、余り物には福来るって言うしなあ。…先生も見てましたよね?」
先生は苦笑いしながら頷く。
田中君はゲットしたプリンを手ににんまり顔。
しまった!そういえば田中君は僕の透視能力を知っていたんだ。
「景品がプリンだけに…田中君の頭脳を甘く見てた…。」
では問題。
僕は透視能力を使い当たりを引くはずでしたが、結果は外れでした。
田中君はどんな手を使って僕からプリンを奪ったのでしょう?
>>16 第1ヒント
>>30 第2ヒント