ｸｲｽﾞ大陸

リゾートホテルに泊まった時に、ちょっと不思議なものを見つけました。
これはその時の再現です。

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　エレベーターホールを出ると、目の前に壁と同じがらをしたドアがあった。
　どのホテルにも必ずある、従業員専用の通路である。
「覗いてみよっか？」友人が言った。
「ええ？怒られるよ？」
「大丈夫だよ。それにこっちは客なんだし、怒られるわけないって」
　一応、反論はしたものの好奇心はあったので、私は軽くうなずき、その提案に同意した。
　軽くドアノブを押してみる。少し重かったがドアは簡単に開いた。ドアは自動的に閉まった。そういうようにできているらしい。
　中には従業員専用らしきエレベーターと、また先に続くらしいドアがあった。エレベーターのそばの壁には、「近隣階の移動には階段を使用してください」と書かれた張り紙がある。
「ああ、リネン室だ」
　友人は躊躇いもなく、先へ進むドアをあけてそこを覗き込んでいた。中は友人の言うとおりシーツやベッドカバーが畳んでおいてある。
「ねえ、もう戻ろう。気は済んだでしょ？」
「うん、そうだね」
　意外にも彼女は反論しなかった。
　リネン室から出ると、友人が話しかけてきた。
「ねえ。あれ、なんだろう？」
「ああ。あの消火栓でしょう？来た時には見えなかったよねえ」
「違う違う。ドアの端っこ。ほら。」
　本当だ。ドアの左下に四角い線が見える。
「なんだろう。これ？」
　彼女は四角いそれの近くへ行き、かがんでそれを観察している。
「取れるみたい」
「え？」
　カコン、と音がして、それは外側に開いた。愛玩描が家を自由に行き来できるように、ドアにされている仕掛けに似ている。
「へえ。おもしろいね。なんでだろ」
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その仕掛けがされているのは、なぜでしょうか？

ちなみに、次の日に従業員に話を聞いて理由が分かりました。私はなるほど、と思いました。
あと、分かりにくかったら言って下さいね。