ｸｲｽﾞ大陸

今朝方さんぽの途中、公園で猫の集会を見かけました。
故郷の森を思い出します。
私の故郷は、海が綺麗で、空が綺麗で、緑が綺麗なところです。
田舎の暮らしから一人、都会に出てきて自分の居場所を見つけました。
だから、帰ることはありません。帰ることはできません。

昨日手紙が届きました。故郷の母からです。
もう１０年も帰らない私を心配してくれています。
手紙の返事をどうしようか迷いましたが、結局出すことにしました。

「お母さん、お元気ですか。私は元気です。
好きな人ができました。その人と二人で暮らしています。
仕事もちゃんとしています。心配ありませんよ。
都会の暮らしは私に合っているみたいです。
ここはとてもいいところです。
たくさんの人の中で生活していると、とても落ち着きます。」

私は故郷を逃げるように出てきました。
思い出したくない出来事がありました。
過去の思い出は風化してしまいましたが、もう昔に戻ることはできません。
私はここで、居場所を見つけてしまいました。
昔の夢とは違いますが、仕事を見つけ好きな人と暮らしています。
だから、帰ることはありません。

猫が啼いています。
昔食べた、きのこの味を思い出しました。
近くの八百屋さんには置いてありませんでした。
私の好物がひとつ無くなったことに気がつきました。


問題
上の話はある歌のバックストーリーを、勝手に想像を膨らまして書いたものです。
歌のタイトルを囁くとかってに君が反応しますが、次回作の希望等ありましたら併せてお書き下さい。
採用された方には次回作の時「ＰＣの前でニヤニヤする権利」を与えます。