鍵を開ける死体 ≫No. 1
そう
2005/01/26 00:03
「せんせーい、原稿取りに伺いましたー。」
彼はとある出版社の編集者。ホテルに缶詰になって作品を書き上げている売れっ子小説家、常居次人の原稿を受け取りに来た。
「あれ、開かない。いつもは開いてるのに・・・どこかへ出かけてるのかな?」
次の仕事があったためその場は帰った。
その後仕事が立て込み、なかなか常居のもとへ行くことができなかった。
三日後。
「せんせーい、原稿取りに伺いましたー」
ドアを押す。いつもより重い。それもそのはず。ドアを開けると目の前に血まみれの常居が倒れていた・・・。
警察がやってきて調査を始める。その部屋の構造はドアをあけると1Mもなく壁がある。そこを左に。するとユニットバスがあり、その右側に部屋がある。窓には鍵がかかっていて出入り口はドアしかない。
検死の結果、常居が死んだのは編集者が最初に訪ねた10〜12時間前と判明した。殺害現場もその部屋であることは間違いなかった。
つまり、最初に編集者が部屋を訪ねた時は常居は部屋の中ですでに死んでいた。しかしそのときドアは開かなかった。完全な密室。
そして三日後、再び訪ねたときにはドアが開いた。
ということは・・・死体が鍵を開けた・・・?
いったいどういうことだろうか。
(補足)鍵は複製不可の特別製で、部屋の中にあった。しかも部屋のかなり奥。
彼はとある出版社の編集者。ホテルに缶詰になって作品を書き上げている売れっ子小説家、常居次人の原稿を受け取りに来た。
「あれ、開かない。いつもは開いてるのに・・・どこかへ出かけてるのかな?」
次の仕事があったためその場は帰った。
その後仕事が立て込み、なかなか常居のもとへ行くことができなかった。
三日後。
「せんせーい、原稿取りに伺いましたー」
ドアを押す。いつもより重い。それもそのはず。ドアを開けると目の前に血まみれの常居が倒れていた・・・。
警察がやってきて調査を始める。その部屋の構造はドアをあけると1Mもなく壁がある。そこを左に。するとユニットバスがあり、その右側に部屋がある。窓には鍵がかかっていて出入り口はドアしかない。
検死の結果、常居が死んだのは編集者が最初に訪ねた10〜12時間前と判明した。殺害現場もその部屋であることは間違いなかった。
つまり、最初に編集者が部屋を訪ねた時は常居は部屋の中ですでに死んでいた。しかしそのときドアは開かなかった。完全な密室。
そして三日後、再び訪ねたときにはドアが開いた。
ということは・・・死体が鍵を開けた・・・?
いったいどういうことだろうか。
(補足)鍵は複製不可の特別製で、部屋の中にあった。しかも部屋のかなり奥。