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?海☆ミ 2008/11/15 13:03
では、これだけ飛び地で開いておりましたが、新システムも導入されたことですし、
いまさらながら正解発表にうつりたいと思います。

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探偵K「僕たちの活躍が本になったんだけどね、批評家から袋叩きだそうだよ。」
助手H「仕方ないですよ、本格推理小説なんて銘打っちゃったんですから。」
探偵K「ドラッグすると「非本格」になるらしいけど。」
助手H「意味ないです。大体あなたが偶然犯人あてちゃうからでしょう?」
探偵K「君が僕にない推理力で解決しちゃうからじゃないか?」
助手H「・・・容疑者に中国人がいたからっていうのもありますね。」
探偵K「ノックスの十戒・・厄介だね。」
助手H「・・・」
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というわけで、改めて問題文を見直すと、
「これだけでわかるかーーーい!」って感じですね (^^;)

ここ十数年でしょうか、「新本格」っていう言葉が謳われだして、
「本格」とはなんぞやの論議がなされる時に必ず引き合いに出される言葉に
「ノックスの十戒」「ヴァン・ダインの二十則」というものがあります。
「推理小説」とはコレを満たしているべきだよ、というルールですね。
1928年に発表され、日本には江戸川乱歩が紹介しました。

ノックスの十戒をあげると、
1. 犯人は小説の初めから登場している人物でなければならない。
2. 探偵方法に超自然力を用いてはならない。
3. 秘密の通路や秘密室を用いてはいけない。(2つ以上のとしている場合も)
4. 科学上未確定の毒物や、非常にむつかしい科学的説明を要する毒物を使ってはいけない。
5. 中国人を重要な役割で登場させてはいけない。
6. 偶然の発見や探偵の直感によって事件を解決してはいけない。
7. 探偵自身が犯人であってはならない。
8. 読者の知らない手がかりによって解決してはいけない。
9. ワトソン役は彼自身の判断を全部読者に知らせるべきである。又、ワトソン役は一般読者よりごく僅か智力のにぶい人物がよろしい。
10. 双生児や変装による二人一役は、その出現を自然に予測できる場合を除いて登場させるべきではない。

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もちろん、これを逆手にとった推理小説もたくさんありまして、
現代のミステリーにはすべて通用するわけもないルールでございます。
ノックスさん自身も本気で言ってるわけではないとかなんとか (^^)
というわけで、「ノックスの十戒」を囁いて頂き、そのルールに反した
結末であれば正解ですよ〜という、わかりにくい問題でありました。

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蛇足ながら☆の解説を。
☆1 「ノックス」のみの囁きで
ピザピザピザピザ・・・そこはひじ!
「十回」言ってよ〜!っていう意味あいでした。
☆2 「十戒」のみの囁きで
♪愚図ね〜カッコつけてるだけで〜♪
中森明菜の「十戒(1984)」の歌い出しでした。
☆3 「ヴァン・ダイン」の囁きで
恋愛の要素は欲しいなぁ。
ヴァン・ダインの二十則の中には、「推理小説にラブロマンスは不要ですよん」と
いうルールがあるのでした (^^;)
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あ、パソコン壊さないように気をつけて!
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