クイズ大陸



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2匹のカエル「アキラとヒロシ」 ≫No. 1
?たいふ 囁き
 ここは様々な動物たちの住まう大陸牧場です。
 今この大陸牧場に、厚い友情で固く結ばれた2匹の蛙、アキラとヒロシが足を踏み入れました。
 ふりそそぐ陽光の下、歩き続けてきた2匹は
「のどが渇いたなぁ」
 水が恋しくなってきたようです。そのとき、2匹にとって丁度よいプールが現れました。
「ここで、泳いでいこう」
 2匹は迷わず飛び込みました。しばらくの間、2匹は快適なプールの中で泳ぎました。
「ああ、楽しかった。もうそろそろ上がろうか?」
 どちらからともなく言いました。
しかし、どうしたことでしょう。なかなか外に出ることができません。
2匹は必死に出ようとするのですが、そうはいかないのです。
2匹は何とか外に出ようと頑張りました。しかし、努力の甲斐なく時間だけが過ぎていき疲労がピークに達しようとしています。
それでも2匹は互いに励ましあって頑張りました。しかし、状況は変わりません。体力の限界を迎える中、ヒロシは言いました。
「もうこれ以上頑張ってもどうにもならない。もう、手足を動かすことを止めるよ」
「もう少しがんばろうよ」
アキラの説得もむなしく、手足を動かすことをやめてヒロシは、白く濁ったプールの底へと沈んでいきました。
「どうしよう。もうこれ以上頑張っても無理かな」
そんなことが頭をよぎる中、残されたアキラは決心します。
「命の限り生きよう。生きる事に徹しよう…絶対に諦めないぞ」
 そして、今一度手足を動かし始めました。手足を動かすことで起きる波にも逆らわず、
波に身を委ね、波と一緒になって泳ぎました。
 どれほどの時間が経過したでしょうか…アキラはついに脱出することに成功したのでした。

さて問題です。一体どうしてアキラは脱出することが出来たのでしょうか?

補足
@ ヒロシが浮かんで来るという解答は除外して下さい。
A このプールには排水溝はありません。
B このプールは半径約15pの円形で、深さは20pくらいあります。

2008.6.22 13:53
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