ｸｲｽﾞ大陸

ある日、助けを求める１１９番が某救急救命センターにかかってきた。
｢助けて。殺される」
救命隊が現場に到着したとき、通報者はすでに死亡していた。
通報者は十二星座占い師、矢崎久美（２５）。
死因は一酸化炭素中毒。
現場は矢崎の自宅のマンションの部屋で、部屋では煉炭が燃やされていた。また、部屋中に目張りがされ、ただひとつ玄関のドアのみに目張りがされていなかった。そして、検死の結果矢崎の死体から睡眠薬が検出されたため、彼女は睡眠薬で眠らされ、部屋に目張りをされて煉炭を燃やされたために一酸化炭素中毒で死亡したと見られる。
発見された当時矢崎は机に突っ伏した状態で、何かを紙に書いて死亡していた。睡眠薬で朦朧としたまま最後の力を振り絞って書いたのだろう。

(↓続きます)