少し遅くなってしまいましたが、昨夜の続きでございます♪
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「でも、今の真珠美さんの言葉で何となくわかりました。つまり、その３つの数字は花札の得点札にありますよね。とすると、『（身から）出たさび』が書かれていたのは「１」ですから、「み＝１点札」。同じように「え＝５点札」「た＝１０点札」ということですね？」
「そうそう、それでー」
「それからどうします？」
またも椿は真珠美をやんわりとさえぎる。
「ええ、ですから、先ほどの表のタテがわかってくるんです。「み＝１点札」なら「み」のある４行目が１点札の行。同じように「え」のある３行目が５点札、「た」のある２行目が１０点札、残りの１行目が２０点札…」
松 梅 桜 藤 菖 牡 萩 坊 菊 紅 柳 桐
蒲 丹 主 葉
１ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 11 12
20点 い ろ は に ほ へ と ち り ぬ る を
10点 わ か よ た れ そ つ ね な ら む
５点 う ゐ の お く や ま け ふ こ え て
１点 あ さ き ゆ め み し ゑ ひ も せ す
「これで、表は完成したはずですよね。あとは花札の暗号を当てはめていけば…」
当てはめ作業をする堂寺をそのままに、椿と真珠美は話し始める。
「で？ ブラック・オパールさんとやらのターゲットはわかったの？」
「えー？ 椿、暗号解いてないの？ なのに、あんなに偉そうに堂寺さんに教えてたの？」
「うるさいわね…ゆっくり表を書いて考える前に堂寺さんに話しかけられちゃったんだから…。それに、大体はわかってるわよ。何かの屏風か襖絵か、そんなところでしょ？」
「？？？ 解いてないのにどうしてわかったの？」
「だって…、あ、もしかして真珠美、完全にはこの暗号がわかってないんじゃ…？」
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「でも、今の真珠美さんの言葉で何となくわかりました。つまり、その３つの数字は花札の得点札にありますよね。とすると、『（身から）出たさび』が書かれていたのは「１」ですから、「み＝１点札」。同じように「え＝５点札」「た＝１０点札」ということですね？」
「そうそう、それでー」
「それからどうします？」
またも椿は真珠美をやんわりとさえぎる。
「ええ、ですから、先ほどの表のタテがわかってくるんです。「み＝１点札」なら「み」のある４行目が１点札の行。同じように「え」のある３行目が５点札、「た」のある２行目が１０点札、残りの１行目が２０点札…」
「これで、表は完成したはずですよね。あとは花札の暗号を当てはめていけば…」
当てはめ作業をする堂寺をそのままに、椿と真珠美は話し始める。
「で？ ブラック・オパールさんとやらのターゲットはわかったの？」
「えー？ 椿、暗号解いてないの？ なのに、あんなに偉そうに堂寺さんに教えてたの？」
「うるさいわね…ゆっくり表を書いて考える前に堂寺さんに話しかけられちゃったんだから…。それに、大体はわかってるわよ。何かの屏風か襖絵か、そんなところでしょ？」
「？？？ 解いてないのにどうしてわかったの？」
「だって…、あ、もしかして真珠美、完全にはこの暗号がわかってないんじゃ…？」
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