クイズ大陸



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?pekoe
*** 喫茶店にてC ***

「『いろはかるた』と『花札』について、ですか? どちらも遊んだことくらいはありますが…」

 手に持っているボールペンで頭を掻きながら、堂寺刑事は弱ったように言う。

「とは言っても、堂寺さんから聞いたカードの大きさから察するに、あくまでこれは『花札』の暗号でしょう。そうでなければそんなに小さな紙に書く必要は無いですから…」
「すると『いろはかるた』は…?」

 椿はカップの半分まで飲んだところで、それまでブラックで飲んでいたコーヒーにミルクを足す。くるくるとスプーンを回しながら視線をあげて言う。

「それを補佐するもの、といった位置づけでしょうか…。堂寺さんは『花札』についてどれくらい知っていますか?」

 堂寺刑事は椿の質問に対し、そうですねぇなどと言いながら知っていることをメモに箇条書きにしていく。

・スーツは12種類あって、それぞれに1〜12月までの月が振り当てられている。
・それぞれのスーツには4枚ずつ札がある。
・20点札、10点札、5点札、1点札の4種類があるが、それぞれのスーツにこれらが必ず1枚ずつあるわけではない。
・「花合わせ」「こいこい」などの遊び方があるが、どちらも自分出した手札と場札、及び自分がめくった山札と場札で同じスーツのものを合わせることにより、自分の札として獲得し、獲得した札での得点を競うのが普通。



椿は堂寺刑事が書いたメモを受け取る。横では真珠美が何やら表のようなものを書いているようだ。

(暗号を解く上で必要な情報は揃っているみたいね。必要の無い情報もあるけれど…)

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 今回は、ジャンルを「知識問題」ではなく「常識問題」とさせていただきました。
 理由のひとつは「pekoe自身が小学校低学年の時点で知っていた知識」しか使っていないということですが(しかし、pekoeが『変なことばかり知っている小学生(笑)』であった可能性は否めません)もう一つは、その知識からどうやって解答につなげるか、という点の方が難しいのではないか、と思ったからです。

 さらに付け加えますならば…、今回の問題の暗号と「白鳥の湖」の暗号ですが、勿論同じ法則に則って作成されているものですが……。
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