クイズ大陸



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?永久駆動 2008/12/27 11:51
解決編

「前の奥様は、あなたを心から愛しておられたと思います。」
「なんだと、あいつは一度だってそんな事は言わなかった。」
「とても内気で、愛する相手には何も言えない女性だったのです。
 彼女は海にとびこむ直前になって、
 一度もあなたに気持ちを伝えていない事に気がついた。
 だからたまたま出会った女の子に遺言を頼んだ。
 でもそんな時でさえ愛してると言葉にするのは恥ずかしすぎた。
 だからある作品に自分の気持ちを託したのです。」
「それが雪国なのか。」
「あなたは言いました、奥様は『学のない女』だったと。」
「家が貧しく妹たちの世話をしていて、中学もろくに通っていなかった。」
「そんな教養のない女性の遺言が、なぜ川端康成の雪国なのでしょう。
 もう1つ変な点があります。遺言を聞いたのは6歳の女の子でしたね。
 6歳の子に“冒頭”とか“朗読”という言葉がわかるでしょうか。
 『冒頭を朗読してくれ』というのは、その子の伝言をきいたあなたが、
 そういう意味だと思い込んだ言葉だと思います。
 奥様の遺言は本当はこうだったのではないですか、
 『あの雪国の最初を口にしてみて。それが私の最期の気持ち。』」
「同じ事じゃないか、有名な雪国といったら川端康成以外にないだろう。」
「Sさん、ここで気分を変えてカラオケはいかがです。マイクをどうぞ。」
「私はカラオケなんかやった事はない。聞く音楽もクラシックだけだ。
 そんな事より前の妻の話はどうなった。」
「川端康成と同じくらい有名な“雪國”があるんです。
 ほら前奏が始まりました。歌ったのは吉幾三です。
 画面を見てください。歌詞がでます。」
   好●● あ●● 今●● ●でも
「奥様は身を投げる前に、
 あなたにどうしてもこれを伝えたかったんです・・・・・Sさん?」
「あいつは演歌が好きで、でも私がクラシックしか聞くなと言ったんです。
 ・・・・・バカな女ですよ・・・・・私にそんな遺言わかる訳ないのに。」
   そ●に●て 少●で● 話●●●て
「・・・・・・・・雪國ですか・・・・・・・・いい曲ですね。」
《END》

(注意)
著作権に配慮し歌詞は伏字としました
「歌まっぷ」等で歌詞を参照してもらえればありがたいです
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