第二の事件 Death of mystery 〜謎の死〜
あの謎の詩が送られてきてから一週間。
今度は謎の死が送られてきた。
宛先は以前と同様、EXECUTIONER。
一枚の刺殺体の写真と住所が添えられていた。
私たちは、住所の場所へと、車を走らせた。
場所は変わり、被害者宅。
警察とはちょうど玄関で出くわした。
事情を説明したところ、今回は捜査協力をしてもらう、という名目で捜査に加わった。
警察の人から聞いた話によると、EXECUTIONERと名乗るやつから電話があったらしい。
家の中にはいると、あの写真と同じ情景が目の前にあった。
被害者は、佐々木弘子23歳フリーター。
変死体とはいっても、ただの刺殺体であった。
ただ、一つ奇妙な点があった。
刺傷部分には、八本の四つ葉のクローバーが刺さっていて、隣にはあの謎の詩が添えられていた。
ただその詩は、以前とは少し違っていた。
三段落目が付け足されていた。
四月の道には、一矢報いた花が
芽吹いた花は、悲しい顔でこっちを見ていた
「貴方のこと、忘れさせてあげる」
そう喚くかのように、あざ笑った
「儚い夢ね」
良く、周りを見渡してみると、たぶん、テーブルの下に九本の四つ葉のクローバー。
他にも、台所に二本の四つ葉のクローバー、寝室には七本の四つ葉のクローバー。
合計、26本の四つ葉のクローバーが置いてあった。
たぶんというのは、きっちりとそろえて、置いておいたのではなく、ある程度のスペースの中にバラバラに置かれていたからだ。
私達は、それをだいたい一まとめにして数えたというわけだ。
そして、郵便受けの中には、我々に向けた挑戦状のような手紙が一通あった。
探偵諸君 元気でやっているかい?
これはゲームだ。そう思ってくれればいい。
・阿賀佐 邦夫 (あがさ くにお)
・苫米地 靖音 (とまべち やすね)
・小豆畑 良平 (あずはた りょうへい)
・蜂須賀 広江 (はちすか ひろえ)
・小笠原 昭仁 (おがさわら あきひと)
・小清水 泰矢 (こしみず たいし)
・大浅森 ネネ (おおあさもり ねね)
このゲームの犯人、つまり私はこの中にいる。
私が誰かみつけることが出来れば、君たちの勝ちだ。
御健闘をお祈りする。
なんて奴だ。れっきとした殺人をゲームだといいやがる。
こんな愉快犯、絶対捕まえなくては。
To be continued...
あの謎の詩が送られてきてから一週間。
今度は謎の死が送られてきた。
宛先は以前と同様、EXECUTIONER。
一枚の刺殺体の写真と住所が添えられていた。
私たちは、住所の場所へと、車を走らせた。
場所は変わり、被害者宅。
警察とはちょうど玄関で出くわした。
事情を説明したところ、今回は捜査協力をしてもらう、という名目で捜査に加わった。
警察の人から聞いた話によると、EXECUTIONERと名乗るやつから電話があったらしい。
家の中にはいると、あの写真と同じ情景が目の前にあった。
被害者は、佐々木弘子23歳フリーター。
変死体とはいっても、ただの刺殺体であった。
ただ、一つ奇妙な点があった。
刺傷部分には、八本の四つ葉のクローバーが刺さっていて、隣にはあの謎の詩が添えられていた。
ただその詩は、以前とは少し違っていた。
三段落目が付け足されていた。
良く、周りを見渡してみると、たぶん、テーブルの下に九本の四つ葉のクローバー。
他にも、台所に二本の四つ葉のクローバー、寝室には七本の四つ葉のクローバー。
合計、26本の四つ葉のクローバーが置いてあった。
たぶんというのは、きっちりとそろえて、置いておいたのではなく、ある程度のスペースの中にバラバラに置かれていたからだ。
私達は、それをだいたい一まとめにして数えたというわけだ。
そして、郵便受けの中には、我々に向けた挑戦状のような手紙が一通あった。
なんて奴だ。れっきとした殺人をゲームだといいやがる。
こんな愉快犯、絶対捕まえなくては。
To be continued...