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永久駆動
2008/10/15 18:01
さて私の解決編です
まず半田みどりの犯行の可能性を考えます
隣室の騒音は殺害動機になるかもしれません
しかし大家の木村も祐美子の礼儀正しさを証言しました
半田が言ったように祐美子本人が半田への騒音を
心配していたというのは十分ありえます
半田には殺害の動機はなかったと考え
半田の証言を基に推理します
「祐美子は殺される直前まで台詞の練習をしていた」
(仮説1)台詞の練習中、すでに犯人は部屋にいた
半田は台詞の練習は1人でしていたと言ってます
他の役者との台詞合わせは翌日のリハーサルでできます
親しい人間、特に祐美子と男女の仲だった役者がいれば
部屋に来て練習に付き合ってくれたかもしれない
その犯人は、はじめは台詞の練習を見守っていて
しかし突然祐美子を絞殺したことになります
唐突で不自然な犯行です
(仮説2)8時に訪問した犯人を祐美子が部屋に入れた
犯人は部屋に入るなり祐美子を殺しました
つまり殺す気まんまんで来たわけです
それなのに凶器も用意せず
素手で絞殺というのは不自然です
仮説1と2は、実行不能という事ではありませんが
犯人の行動に脈絡と合理性がありません
そこで(仮説3)
17日の夜、祐美子は台詞の練習をしていなかった
半田は祐美子が方言で話しているのを聞いて
当然、台詞の練習をしていると思いました
祐美子の方言を誰も理解できませんでした
でも問題文の中でたった一人だけ
祐美子と方言で話せた人間がでてきます
祐美子の父親です
祐美子は父親と会話をしていましたが
平田に祐美子の声しか聞こえなかった理由は3つ
1、男女の声の高さの違い
2、祐美子は必死に父親を説得しようと
声が大きくなっていた
3、舞台女優の祐美子は本格的な発声法を身に付けていた
つまり祐美子の声はとても通る声でした
父親が祐美子の台詞の練習を聴いて、
台詞の内容に激怒したという推理は間違いです
部屋に入れば祐美子は1人です、会話している相手はいません
芝居の台詞だと父親もすぐ気付きます
「なんてひどい台詞だ」と怒って祐美子を引っ叩く事はあるけど
それでいきなり首を絞めて殺すというのは飛躍しすぎです
父親が祐美子を殺した動機を考えてみましょう
高城が言ってます「大学も辞めて役者一本にうちこむことにして」
娘の初主演の舞台がはじまる6日前に
ど田舎からわざわざ東京にきておいて
「たまたま仕事で」は変ですね
父親は祐美子が大学を辞めた事と劇団の事を知り、
激怒して東京に飛んできたのです
殺害の動機
1、娘が勝手に大学をやめ役者になると決めた
2、田舎の人というか旧家を守ってる人間は
テレビに出たり、舞台に立つことを
一族の恥をさらすことだと考える場合があります
3、喜劇だから主演の娘が大勢の前で笑われる
それも故郷の方言が笑いのネタです
笑い者になるのは故郷そのものです
4、大家も平田も祐美子に好意的でした
でも深夜に役者たちが部屋に集まることを
近所ではどのように噂していたでしょう
父親が悪意のある噂を耳にした可能性があります
「もっと娘さんに注意されたらいかがですか。
なんていうのかしら・・・乱交パーティー?
役者のみなさんて進んでいますから。」
絶対役者になると言い張る娘を見て
「こんな娘を許しては親族や先祖にも面目が立たない。
これ以上恥をさらさせるよりは殺すしかない」と
父親は考えたのです
犯人は「父親」が正解でした
まず半田みどりの犯行の可能性を考えます
隣室の騒音は殺害動機になるかもしれません
しかし大家の木村も祐美子の礼儀正しさを証言しました
半田が言ったように祐美子本人が半田への騒音を
心配していたというのは十分ありえます
半田には殺害の動機はなかったと考え
半田の証言を基に推理します
「祐美子は殺される直前まで台詞の練習をしていた」
(仮説1)台詞の練習中、すでに犯人は部屋にいた
半田は台詞の練習は1人でしていたと言ってます
他の役者との台詞合わせは翌日のリハーサルでできます
親しい人間、特に祐美子と男女の仲だった役者がいれば
部屋に来て練習に付き合ってくれたかもしれない
その犯人は、はじめは台詞の練習を見守っていて
しかし突然祐美子を絞殺したことになります
唐突で不自然な犯行です
(仮説2)8時に訪問した犯人を祐美子が部屋に入れた
犯人は部屋に入るなり祐美子を殺しました
つまり殺す気まんまんで来たわけです
それなのに凶器も用意せず
素手で絞殺というのは不自然です
仮説1と2は、実行不能という事ではありませんが
犯人の行動に脈絡と合理性がありません
そこで(仮説3)
17日の夜、祐美子は台詞の練習をしていなかった
半田は祐美子が方言で話しているのを聞いて
当然、台詞の練習をしていると思いました
祐美子の方言を誰も理解できませんでした
でも問題文の中でたった一人だけ
祐美子と方言で話せた人間がでてきます
祐美子の父親です
祐美子は父親と会話をしていましたが
平田に祐美子の声しか聞こえなかった理由は3つ
1、男女の声の高さの違い
2、祐美子は必死に父親を説得しようと
声が大きくなっていた
3、舞台女優の祐美子は本格的な発声法を身に付けていた
つまり祐美子の声はとても通る声でした
父親が祐美子の台詞の練習を聴いて、
台詞の内容に激怒したという推理は間違いです
部屋に入れば祐美子は1人です、会話している相手はいません
芝居の台詞だと父親もすぐ気付きます
「なんてひどい台詞だ」と怒って祐美子を引っ叩く事はあるけど
それでいきなり首を絞めて殺すというのは飛躍しすぎです
父親が祐美子を殺した動機を考えてみましょう
高城が言ってます「大学も辞めて役者一本にうちこむことにして」
娘の初主演の舞台がはじまる6日前に
ど田舎からわざわざ東京にきておいて
「たまたま仕事で」は変ですね
父親は祐美子が大学を辞めた事と劇団の事を知り、
激怒して東京に飛んできたのです
殺害の動機
1、娘が勝手に大学をやめ役者になると決めた
2、田舎の人というか旧家を守ってる人間は
テレビに出たり、舞台に立つことを
一族の恥をさらすことだと考える場合があります
3、喜劇だから主演の娘が大勢の前で笑われる
それも故郷の方言が笑いのネタです
笑い者になるのは故郷そのものです
4、大家も平田も祐美子に好意的でした
でも深夜に役者たちが部屋に集まることを
近所ではどのように噂していたでしょう
父親が悪意のある噂を耳にした可能性があります
「もっと娘さんに注意されたらいかがですか。
なんていうのかしら・・・乱交パーティー?
役者のみなさんて進んでいますから。」
絶対役者になると言い張る娘を見て
「こんな娘を許しては親族や先祖にも面目が立たない。
これ以上恥をさらさせるよりは殺すしかない」と
父親は考えたのです
犯人は「父親」が正解でした