ｸｲｽﾞ大陸

私は、彼女に新井の電話番号を聞いて、かけるように申し出た。
彼女は早速携帯電話で新井の家に電話をかけた。すぐに新井が出た。
「もしもし」
「私よ、明美の姉の郁美」
「なんだよ、またお前か」
彼女は心配そうに私を見た。私は彼に明美を見かけたかどうかを聞いてもらった。(もちろん、殺害されたとはいわなかったが）
「だから、知らないって・・・・おっ、そういえばおれがバイトから家に帰ろうとしたとき、明美を見かけたぜ。道路の向こう側で走ってたんだ。声をかけたんだがよ、知らん顔して立ち去ったんだ。それからは知らねぇよ」
意外なデータがあった。彼女に時間帯を聞くように言った。
「それは何時ごろのこと？」
「そうだな・・・多分8：30ごろっだったと思うぜ。・・・おい、それより何で俺にそんなこと聞くんだ？もしかして、明美が家ででもしたのか？」
新井が問い詰めてきたので、そのまま会話を終わらせた。
さて、おかしなことが起こった。殺害された時間はおよそ8：00だ。なのに、明美を新井が見たのは8：30。どう考えてもおかしい。
三井郁美は心配そうに私を見た。
しかし、私はここで一つの推理が浮かんでいた。だが、ほとんどありえないことだ。そこで、彼女に一つの質問をした。
「三井さん、失礼ですがお年はいくつですか？」
「私ですか？私は２４歳です。」
そこで、私はため息をついた。事件の真相が見えたのだ。
そこで席を外し、友人の柳原智久警部に電話をかけ、きてもらうように言った。
そして、私はこの事件の真相を語った。

さて、この事件のポイントは二つだ。
�@郁美の年齢。
�A新井が見かけた人
さぁ、解いてくれたまえ。