クイズ大陸



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交霊会再現 ≫No. 1
?永久駆動 囁き
交霊会再現  by hanmyo

19世紀末に欧米で交霊術・交霊会が大流行しました。
実際にそのひとつを再現してみます。(細部は省略)
当時は多くの科学者文化人が騙されました。
コナンドイルなどもその1人。
交霊術は降霊術とも書きますがここはより欧米風に交霊術で。
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交霊術を疑うK男爵は、有名な交霊術師を呼んで試すことを計画した。
噂を聞いてF伯爵夫人と御令嬢も参加したいと言ってきた。
3日後の晩、交霊術師とF伯爵夫人・令嬢がK男爵邸を初めて訪問する。
丸いテーブルに交霊術師 K男爵 F夫人 F嬢 K男爵夫人の5人が座る。

    F嬢 F夫人
K男爵夫人 ○ K男爵
     交霊術師

ガス灯の照明の操作は男爵家に長年仕える執事がする。他には人はいない。
その執事がK男爵の亡き母の愛用した小型アコーディオンのケースをテーブル中央に置く。

交霊術師がおごそかに宣言する。
『これより交霊術をはじめます。
 男爵の母君様をお呼びしたいと思います。
 みなさんテーブルの上に手を乗せて隣の人と手をつないでください。
 つないだ手は最後まで絶対に離さないで。下におろしてもいけません。
 霊は光が嫌いです。明かりを消して暗闇にしてください。
 それでは男爵、アコーディオンのケースのフタを開けてください。
 アコーディオンは中にありますね。確認したら右手を戻して。
 霊界におられる母君様どうかこの場にお越しください・・・・・・来ました。
 死者の霊が誘ってきます、みなさん手はしっかりつないでいてください。
 さあ霊よ、あなたが男爵の母君様ならアコーディオンを鳴らしてください。』

テーブルの中央で鳴り出すアコーディオン。
きちんとひとつの曲をみごとに演奏する。
やがて演奏が終わる。

『霊は帰りました。男爵、アコーディオンを確かめてフタを閉めてください。』

K男爵が再び右手を伸ばすとアコーディオンは元どおりにケースの中にある。

『明かりをつけてください。交霊術を終わります。』

K男爵とK男爵夫人はお互いに交霊術師の手を離さなかったと確認します。


1 交霊術師の両手は交霊会の間ずっと何もできませんでした。
交霊術師の手に何もさせないように
 K男爵夫妻が2人で神経質なほど握った手に注意していたからです。

2 丸テーブルとアコーディオンは男爵家にあった物です。

3 アコーディオンはテーブルの中央からすこし上で演奏されていた。

4 アコーディオンは両手を使わなければまともな曲の演奏はできない。

5 アクロバットや曲芸演奏のような不自然さはなかった。

6 間違いなく母のアコーディオンの音だった。
  もちろんレコードや録音の音ではない。(当時あったとしても)

7 K男爵家の執事は絶対に信用できる
  

問題 この交霊術のトリックは?

推理は囁きでお願いします
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