ｸｲｽﾞ大陸

若刑事「太傅さ〜ん。殺人事件だと聞いて来たのですが…」
　ん？…便宜を図ってくれとは言いましたが…彼を寄越すことがそれですか…まぁ良いでしょう
　白衣が状況を説明、私も補足をする。すると…
若刑事「分かりました。犯人は、牧場良男ですね」
　予想は出来ましたが、敢えて聞く…
若刑事「勿論ＯＫ牧場ですよ！！」
<tt>太　傅</tt>「某世界チャンピオンではないのですから…」
若刑事「ははは…じ、冗談ですよ…え〜と、風呂おっけ〜で風呂屋伴代…これも冗談ですよ」
　毒を食らわば皿までです。最後まで言わせてやりましょう。
若刑事「ＯＫを作ろうとしたのではなく実はゼロを作りたかった、ということで氷室零…これも
　　　　　違うな。あっ！！被害者は英語の教師でしたね…イニシャルですよＯＫは。
　　　　　つまり大倉蔵人…間違いありません。ファイナルアンサーです」
<tt>太　傅</tt>「残念です。英語ならイニシャルは姓名ではなく名姓の順で示されますからね。被害者は
　　　　　英語教師の他に手話・点字サークルの顧問も務めていました。最後に彼が残したのは、
　　　　　厳密にはＯＫではありません。ＯＫを作ろうとした…と白衣は思ったようですが、実はあれ
　　　　　で完成していたのです。あの手の形は、手話で【トイレ】を示しているのです。立てた中指・
　　　　　薬指・小指はＷを表し、人差し指と親指はＣを表しています」
若刑事「最後のメッセージは『トイレに行きたかったなぁ』ですか？」
<tt>白　衣</tt>「分かったよ、太傅。トイレ＝お手洗い…御手洗だな」
<tt>太　傅</tt>「そうです。２年生の御手洗和洋君が梅林先生を殺害したのでしょう」
若刑事「ぼ、僕だってそれくらい分かってましたからね」
<tt>太　傅</tt>「はいはい分かっていますよ…。とにかく、後は君に任せますよ」

ということで、ダイイングメッセージが示していたのは【御手洗和洋】でした。