クイズ大陸



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No. 11≫ No.12 最新レスです
?キャロル 2007/09/13 23:31
今回は少し難しくしすぎました……反省 (;_;)
ちょっと早いですが閉めます。以下解答です。

☆答え☆
安楽椅子探偵のニッキ・ウェルト教授は、たったこれだけの台詞から殺人事件の存在を暴き、犯人像を指摘しました。彼の推論は以下の通りです。

1.まず発言者はとてもうんざりしている。
2.発言者は、雨が降ることを予想していなかった。
3.9マイル(=14.4km)歩くのが容易ではない、ということは、発言者はスポーツマンではない。
4.発言者は、実際に自分で歩いた経験を語っている(ニッキは、彼の住む界隈を歩いたと仮定して話を進めていきます)
5.歩いたのは夜中か早朝。他の時間帯ならバスや電車を利用できるはずなのに、わざわざ歩いている。つまり公共交通機関のない時間に歩いた。
6.発言者は、街から出て行ったのではなく、街に向かって歩いてきた。9マイルという正確な距離がそれを示しており、また街にいたのなら何らかの乗り物の都合がついたはずだ。
7.雨の中で9マイル歩くのにはおよそ4時間かかる。→始発のバスが街に到着するのより前に街に用事があった。
8.最終バスと始発バスの間隔はおよそ5時間。なぜ、前日に街に行かなかったのか。→きっと最終バスが出た後に何らかの連絡を待っていたのだろう。

ニッキの結論は「発言者は真夜中まで隠れ家で連絡を待たなくてはならなかった。そして電話で車両と寝台番号を知らされると歩き始め、始発バスより前に街に到着する夜行列車の中で、目的の人間を殺した」。

出典「9マイルは遠すぎる」ハリー・ケメルマン
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