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永久駆動
2007/12/29 22:56
【解決編】
ラウンジでお互い離れて座った6人。
5人の顔は緊張と恐怖で青ざめているが
なぜかキツネだけ余裕しゃくしゃくな態度。
すかさずネコが挑発する。
「坊や、無理しなくていいのよ。
怖くて小便が漏れそうなんじゃない?」
逆上したキツネはペラペラしゃべりだす。
「バーカ。今回も優勝は俺様なんだよ。
1年前に俺は5人ぶち殺して優勝したんだ。
今回のために色々えげつない武器を用意してきた。
拳銃と自動小銃は富豪のおっさんに没収されたが
そっちは囮さ、今俺の服の中にまだいっぱいあるぜ。
おまえらなんか100回でも殺せるんだ。
この屋敷の部屋の配置や隠れ場所も頭に入ってる。
宣言してやる3日以内にお前ら5人全員を
全く証拠を残さずに殺し・・・・・ぐぉ・・・
離せ・・・むぐぐぅ・・・・・・。」
密かにキツネの背後をとったゴリラが
キツネの右腕と首を締め上げる。
キツネは左手で隠し持っていた大型ナイフを抜くと
背後のゴリラへ切りつける。
ゴリラが叫ぶ。
「みんな手伝え!殺されたいのか!
こいつの武器を全部取り上げるんだ!!」
キリンとネコがすぐ反応する。
キリンがキツネの左腕にしがみつき
ネコが左手に噛み付く。
「痛ぇぇ・・・ちくしょう・・・。」
床に落ちたナイフをクマが拾う。
「まだキツネは武器持ってる。ウサギ!探して!!」
必死に抵抗するキツネの体をウサギがまさぐる。
「これは・・・スタンガン?」
「よし、胸に押し当てろ。」バチィィィィィィ。
改造されていたスタンガンの威力はすさまじく
そのままキツネは絶命。
ウサギ 「キツネを殺した犯人は私になるのでしょうか?」
クマ 「いやキツネの体を4人で押さえていましたから
この5人全員がキツネ殺害の犯人です。」
ネコ 「探偵役の富豪にそう指摘されれば
私たち全員失格というわけね。」
クマ 「提案があります。今我々5人は運命共同体です。
ひとまず休戦しましょう。
キツネの死体をどこかに運んで
単独犯の犯行に見せかけるんです。
みんなの協力が必要です。」
ゴリラ 「キツネの首に俺が腕で締め上げた跡が残ってるな。」
ネコ 「左手には私の歯型があるわ。」
クマ 「死体を海まで運んで投げ込みましょう。」
キリン 「裏庭のほうで煙が見えた。大きなゴミの焼却炉があると思う。
焼いちゃったほうが早いわ。」
クマ 「では私とゴリラでキツネを運びます。
キリンさんは焼却炉を見つけてきてください。
ネコさんとウサギさんはあの富豪や使用人が来ないか
私たちの前後で見張ってください。」
ウサギ「待って。これはどうするの?」
そこにはキツネの身体を調べて見つかった
大型ナイフ・スタンガン・ワイヤー・吹き矢・毒薬入りのビン。
ゴリラ 「5人で分配する・・・ってのは無理か。」
クマ 「誰も使えないように死体といっしょに焼きましょう。
みなさんそれでいいですね。」
ネコ 「キツネの死体を焼けば死亡時刻もわからなくなるわ。
今はまだ21時前だからもっと遅い時刻まで
キツネは生きてたことにしましょう。
そのほうが探偵役の富豪は混乱するはず。」
キリン 「そうね。お互いどんな証言をするかとか
しっかり打ち合わせをしたほうがいいわ。
キツネ殺害犯の捜査を富豪があきらめるまでは
全員協力していきましょう。」
ラウンジでお互い離れて座った6人。
5人の顔は緊張と恐怖で青ざめているが
なぜかキツネだけ余裕しゃくしゃくな態度。
すかさずネコが挑発する。
「坊や、無理しなくていいのよ。
怖くて小便が漏れそうなんじゃない?」
逆上したキツネはペラペラしゃべりだす。
「バーカ。今回も優勝は俺様なんだよ。
1年前に俺は5人ぶち殺して優勝したんだ。
今回のために色々えげつない武器を用意してきた。
拳銃と自動小銃は富豪のおっさんに没収されたが
そっちは囮さ、今俺の服の中にまだいっぱいあるぜ。
おまえらなんか100回でも殺せるんだ。
この屋敷の部屋の配置や隠れ場所も頭に入ってる。
宣言してやる3日以内にお前ら5人全員を
全く証拠を残さずに殺し・・・・・ぐぉ・・・
離せ・・・むぐぐぅ・・・・・・。」
密かにキツネの背後をとったゴリラが
キツネの右腕と首を締め上げる。
キツネは左手で隠し持っていた大型ナイフを抜くと
背後のゴリラへ切りつける。
ゴリラが叫ぶ。
「みんな手伝え!殺されたいのか!
こいつの武器を全部取り上げるんだ!!」
キリンとネコがすぐ反応する。
キリンがキツネの左腕にしがみつき
ネコが左手に噛み付く。
「痛ぇぇ・・・ちくしょう・・・。」
床に落ちたナイフをクマが拾う。
「まだキツネは武器持ってる。ウサギ!探して!!」
必死に抵抗するキツネの体をウサギがまさぐる。
「これは・・・スタンガン?」
「よし、胸に押し当てろ。」バチィィィィィィ。
改造されていたスタンガンの威力はすさまじく
そのままキツネは絶命。
ウサギ 「キツネを殺した犯人は私になるのでしょうか?」
クマ 「いやキツネの体を4人で押さえていましたから
この5人全員がキツネ殺害の犯人です。」
ネコ 「探偵役の富豪にそう指摘されれば
私たち全員失格というわけね。」
クマ 「提案があります。今我々5人は運命共同体です。
ひとまず休戦しましょう。
キツネの死体をどこかに運んで
単独犯の犯行に見せかけるんです。
みんなの協力が必要です。」
ゴリラ 「キツネの首に俺が腕で締め上げた跡が残ってるな。」
ネコ 「左手には私の歯型があるわ。」
クマ 「死体を海まで運んで投げ込みましょう。」
キリン 「裏庭のほうで煙が見えた。大きなゴミの焼却炉があると思う。
焼いちゃったほうが早いわ。」
クマ 「では私とゴリラでキツネを運びます。
キリンさんは焼却炉を見つけてきてください。
ネコさんとウサギさんはあの富豪や使用人が来ないか
私たちの前後で見張ってください。」
ウサギ「待って。これはどうするの?」
そこにはキツネの身体を調べて見つかった
大型ナイフ・スタンガン・ワイヤー・吹き矢・毒薬入りのビン。
ゴリラ 「5人で分配する・・・ってのは無理か。」
クマ 「誰も使えないように死体といっしょに焼きましょう。
みなさんそれでいいですね。」
ネコ 「キツネの死体を焼けば死亡時刻もわからなくなるわ。
今はまだ21時前だからもっと遅い時刻まで
キツネは生きてたことにしましょう。
そのほうが探偵役の富豪は混乱するはず。」
キリン 「そうね。お互いどんな証言をするかとか
しっかり打ち合わせをしたほうがいいわ。
キツネ殺害犯の捜査を富豪があきらめるまでは
全員協力していきましょう。」