ｸｲｽﾞ大陸

※このキャラクターたちは過去の出題に登場したことがあるので、そちらを先に読むといいかもしれません

タケシ 「よおカズキ、ひっさしぶり〜……ってヨーコちゃんも一緒か」
ヨーコ 「お邪魔してますー」
カズキ 「……兄貴が呼ぶってことは、また何かめんどくさい事件でも起きたんだな？ 殺人？」
タケシ 「その言い方じゃ、めんどくさい事件があるたびにお前に丸投げしてるみたいじゃないか」
カズキ 「してるだろ」
タケシ 「今日はたびたび事件解決に協力してくれてるお前にお礼に来たんだよ」
カズキ 「……スルーかよ」
ヨーコ 「……はは」
タケシ 「実は俺の釣り仲間の一人が、山の中に別荘を建てたんだ。で、その完成パーティー？に招待されたんだけど、お前も一緒にどうかって思って」
カズキ 「そういうのはお礼って言うのか……？」
ヨーコ 「でもそんなパーティーにカズキ連れてってもいいんですか？ 場違いなんじゃ……？」
タケシ 「あ、それは大丈夫。パーティーって言っても釣り仲間の間だけのやつだから、そんな大したものじゃないよ。なんならヨーコちゃんも行くかい？」
ヨーコ 「え、いいんですか？ じゃあ私も行ってみたいです！」
カズキ 「あれ、これお礼って言ってたよな？」

それからしばらくして・・・

別荘へ向かう車中にて
タケシ 「もうそろそろ着くからなー」（運転中）
カズキ 「ホントに山ん中なんだな……」
タケシ 「晴れた日は別荘のすぐ側の川で釣りもできるらしいぞー。今日はちょっと雨で無理だけどな」
ヨーコ 「ちょっと雨って言うか尋常じゃない雨なんですけど……運転気をつけてくださいね」
タケシ 「任せなさいって……ほれ、見えてきたぞ。あの左の方の建物だ」
カズキ 「何か思ってたよりでかい建物なんだけど……ホントに俺ら来てもよかったのか？」
タケシ 「大丈夫大丈夫、ちゃんと連絡してあるから」

・・・（NO.1に続く）