ｸｲｽﾞ大陸

若刑事「それは勿論、状況にあります…」（チラッ…）

太傅「ふむ…ん？どうぞ、続けて下さいよ…」

若刑事「は、はい…。被害者はうつ伏せに倒れていました。これは被害者は後ろから首を
　　　　絞められたからでしょう」（チラッ…）

太傅「そうですね…容疑者の皆さんも傷を負っていませんし、被害者の爪などから皮膚組織
　　　が検出されたという情報もありませんでしたね…後ろから絞められたという考え方は
　　　悪くはありません…それで？」

若刑事「後ろから絞められたのなら、犯人の胸元のタイピンを掴み取ることは不可能です。
　　　　仮に首を絞める拍子に落としたとしても足元に落ちます…首を絞められ前向きに
　　　　倒れた被害者が足元のタイピンを握れたはずはありません！！」（どうだ！！）

太傅「それでは、犯人の残した物ではないと断言するには不十分ですね…こうは考えられ
　　　ませんか？殺害後、犯人が誰かに罪を擦り付ける為にわざと被害者の手にタイピン
　　　を握らせた…」

若刑事「そうなると…全員に容疑が掛かりますよ…『I、LOVE＝愛』『YOU＝裕太郎の【裕】』
　　　　好川が沖田氏に好意を寄せていたのは間違いありませんから彼女が被害者に送った物
　　　　だと思わせる…擦り付けるどころか疑われるだけじゃないですか？」

太傅「おや…」