ばか騒ぎが終わり、しばらくするとこんどは銭湯に行くことになった。学校の目と鼻の先にあるのだ。やっぱり不潔なのは良くないから、しっかり体を洗いましょう。というのが秋希の意見。もっともだったので、すぐに皆は賛成した。
しっかし・・・。それにしても人がいない。おそらく夏休みにこんなところの銭湯にはわざわざきたくはないのだ。皆、部活やら、旅行やら、ディズニーランドにでも行っているのだろう。もともとそれほど入っているわけでもないが。
人がいないというのは、少し寂しい気もするが貸し切りはわるくない。いや、むしろ最高だ。貸し切りの銭湯なんてそうあじわえない。こうなったらしっかりと満喫してやろうじゃないか。
健:「気持ちいいな。」
凌:「ええ。」
ちょっと驚かしてやるか。
健:「なあ、自炊してるの嘘だろ?それに玲子さんの料理のこと。」
凌:「ふふっ、ばれましたか。ばれない自信あったんですけどね。なぜわかりました?」
健:「あんまりなめてもらっちゃ困るぜ。こう見えても人を見る目はあるつもりだ。まず、玲子さんは優しく、繊細だ。そして、おまえは思慮深く、世渡りがうまいと見える。つまり、凌は料理が出された瞬間、最善の策を編み出したんだろう?自炊にしたのは、親の料理が下手というより信憑性が高いから。さらに、俺と対決する前に軽くほめることで、料理が旨いから食べていると見せることができた。実際それほど不味かったわけじゃないしな。」
ぱちぱち、銭湯に響きわたる。
凌:「見事ですね。完璧です。」
健:「それにしても助かったぜ。俺にはとても思いつかなかった。確かにあれは最善だと思ったぞ。」
凌:「いえ、あれは僕の素性があまり知られてないからできたのですよ。あなたはもうどんな家庭か皆さんに知られていますから。できないのは仕方がありません。」
隣からつまり女湯から女子達が入ってくる音がした。
この話は打ち切りだ。これからは暗号について考えるか。凌はすぐに勘付き話題を変えた。
凌:「そろそろ僕の知っている最後の情報をいいましょう。」
健:「ちょっとまて、俺だってただのほほんとしていたわけじゃないぞ。」
木之美:「まってまってそれ、もしかしたら私も気づきましたよー。」
玲子:「わたしも仲間はずれにしないでほしいな。」
健:「じゃぁ、みんないっせいにいきますよー。せーの」
四人:
「数字は6以上なし。さらに3の倍数の位置にある数字は4以上なし。そして数字は3つで1文字を表すと見られる。」金成さんにはこのことがばれてました。
恐れ入ります
ここまでくると感づいて暗号が解かれそうなので僕はかなりびくびくしています
陽 2007/04/26 16:22
しっかし・・・。それにしても人がいない。おそらく夏休みにこんなところの銭湯にはわざわざきたくはないのだ。皆、部活やら、旅行やら、ディズニーランドにでも行っているのだろう。もともとそれほど入っているわけでもないが。
人がいないというのは、少し寂しい気もするが貸し切りはわるくない。いや、むしろ最高だ。貸し切りの銭湯なんてそうあじわえない。こうなったらしっかりと満喫してやろうじゃないか。
健:「気持ちいいな。」
凌:「ええ。」
ちょっと驚かしてやるか。
健:「なあ、自炊してるの嘘だろ?それに玲子さんの料理のこと。」
凌:「ふふっ、ばれましたか。ばれない自信あったんですけどね。なぜわかりました?」
健:「あんまりなめてもらっちゃ困るぜ。こう見えても人を見る目はあるつもりだ。まず、玲子さんは優しく、繊細だ。そして、おまえは思慮深く、世渡りがうまいと見える。つまり、凌は料理が出された瞬間、最善の策を編み出したんだろう?自炊にしたのは、親の料理が下手というより信憑性が高いから。さらに、俺と対決する前に軽くほめることで、料理が旨いから食べていると見せることができた。実際それほど不味かったわけじゃないしな。」
ぱちぱち、銭湯に響きわたる。
凌:「見事ですね。完璧です。」
健:「それにしても助かったぜ。俺にはとても思いつかなかった。確かにあれは最善だと思ったぞ。」
凌:「いえ、あれは僕の素性があまり知られてないからできたのですよ。あなたはもうどんな家庭か皆さんに知られていますから。できないのは仕方がありません。」
隣からつまり女湯から女子達が入ってくる音がした。
この話は打ち切りだ。これからは暗号について考えるか。凌はすぐに勘付き話題を変えた。
凌:「そろそろ僕の知っている最後の情報をいいましょう。」
健:「ちょっとまて、俺だってただのほほんとしていたわけじゃないぞ。」
木之美:「まってまってそれ、もしかしたら私も気づきましたよー。」
玲子:「わたしも仲間はずれにしないでほしいな。」
健:「じゃぁ、みんないっせいにいきますよー。せーの」
四人:「数字は6以上なし。さらに3の倍数の位置にある数字は4以上なし。そして数字は3つで1文字を表すと見られる。」
金成さんにはこのことがばれてました。
恐れ入ります
ここまでくると感づいて暗号が解かれそうなので僕はかなりびくびくしています