ｸｲｽﾞ大陸

※オチです。無駄に長くなってしまった・・・

ヨーコ 「あ〜あ、せっかく楽して大金もらえると思ったのに……」
カズキ 「そうは言っても、そんなに難しい暗号じゃなかったしなぁ」
ヨーコ 「そんなこと言わないでよ……ますますへこむ……」
カズキ 「そんなに落ち込むなって。今日の昼飯おごってやるから」
ヨーコ 「あらホント？ なんか気前いいね？」
カズキ 「ん？ そんな事ないぞ？」
ヨーコ 「？ ……ところでさ、部屋の感じ変わったよね。テレビとか新しくなってるし」
カズキ 「ん？ そんな事ないぞ？」
ヨーコ 「すぐわかる嘘つかないでよ。それにその旅行パンフレットの山は何？」
カズキ 「実は俺、旅行パンフレット集めるのが趣味なんだ」
ヨーコ 「問題文の1行目に嘘だって書いてあるけど。……臨時収入か何かがあった、ってことだよね？ も1つ聞くけど『そんなに難しい暗号じゃなかったしなぁ』って、自分で解いたってことよね？ 結構早く解けたのかしら」
カズキ 「……えーと」
ヨーコ 「最後の質問。いくらもらったの？」
カズキ 「お、もうこんな時間か。そろそろ昼飯行こうぜ」
ヨーコ 「誤魔化すな！」

幸せな相続人はすぐ側にいたのです、というお話。
おそまつでした。