ｸｲｽﾞ大陸

今回は文章長いですがただの暗号です。
どうかお付き合いくださいませ。


今日は休日。
魚伊勢　戒（うおいせ　かい）はいつもより遅く午前十時頃目覚めた。
下におりてみると父と母が居間で遅い朝食をとっていた。
「あれ芽衣は？」
芽衣とは俺の妹の魚伊勢　芽衣（うおいせ　めい）のことである。
「朝早く、出かけていったよ。アイドルのコンサートにいくっていってたわ」
そうか、と言った後に深呼吸をし、まだ着替えていなかったので再び二階にもどった。
魚伊勢という変わった苗字にコンプレックスを覚えたことはなかったが、どうやったらそんな名字になるのかと思い、調べてみたことはあった。
調べてみても、検索にはあまり引っかからず、先代は漁師だったのかなぁ・・・。などとくだらないことを考えていた。

やっと普段着に着替え、下に降りてきたとき、ナイスなタイミングで郵便が届いた。
「えーとコレは、お父さん宛で・・・」と見ていたときに、一通、自分あてに封筒が届いていた。
携帯の時代に手紙なんて珍しいな、と思いながらも、裏返してみたが名前は書いていなかった。
残りの手紙を母に渡し、自分の部屋に駆け上がった。
封筒を乱暴にあけ、中身を見てみると手紙が一通。
手紙を開き読んでみた。

お前が魚伊勢戒だな。
貴様は自分の名字に疑問を感じたことが少なくとも一回はあるだろう。
『先代は漁師だったのではないか』などとな。
なぜ解るかって？
それはお前を監視しているからだ。
まぁ、そんなことはどうでもいい。
そんな気楽なことを考えていられるのも今のうちだからな。
なぜかって？教えてやろうか。
次の紙を読めば、その疑問は晴れるはずだ・・・。

戒は２枚目の手紙を読んでみた。