ｸｲｽﾞ大陸

…すみません、遅刻です。ヒースが移りましたかね？では、解答編です。

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"Six clover rally soft chert"

「これの左右を削るわけだから、当然…」
カーソルを合わせ、削除キーを押していく。当然、残るのは…

"i love all of her"

「で、『私は彼女の全てが好きだ』トなるわけデスネ！！」
「残念ながら、ハズレだよ。」
チャックル君が叩きそうになった手を、間に自分の手を入れて止める。
ココアを一口だけ飲んで、ドックさんからの便箋を取り出した。
「最後、ちゃんと読んだ？"It is the key"は、"first last"だけじゃないよ。」
「……ア！そっか、"last last"を忘れてまシタ。」
「そ、つまりこの『最後』の文の『最後』…"her"もkeyなんだよ。」
「ッてこトハ…」
チャックル君が、キーボードを操作する。画面の文字が書き換えられて…

"i love all of くいす"

「でスネ！」
「うん、今度こそこれで正解だと思うよ。」
「デモ…『くいす』？」
「それは、仕方ないと思うよ…単語に入れられないからね、アットマークは。」
@キーを、押す。

"i love all of くいす゛"

「と、こうして最後に補完して。」
「クイズ、でスカ。じゃあ、答えは『私はクイズの全てが好きだ』でスネ！！」
「ん、そういうことだね。」
ココアを飲み干す。事件とかは嫌だけど、こういうクイズみたいな暗号ならまだ良いかな。
…だからって、探偵をやりたくはないけど。


「……ところで、チャックル君。一つ聞きたいんだけど。」
「何デス？僕に答えらレルことなラ。」
「君さ、何歳？未成年だよね？だったら学校は？家は？！」
「質問が三つぐらいになってまスヨ〜。」
取り敢えず、一発デコピンをしておいた。アレ？『ポンッ』と同じでデコピンも古い？
「ま…良いか。良いから答えてよ。」
「ハイハイ、えット…歳はa^b=b^aかつa≠bな唯一の数でス。ヒントを出スト、50以下で5つ約数を持っテマス。」
「…ねェ、なんでクイズなの？」
「何となクデス。…学校は、お風呂に入らないドラゴンでス。あ、こっちハ駄洒落デスヨ。」
何となく、脱力した。けど、まだ最後にして最大の謎が残っている。
「……家は？」
「3つ目の3つの連続シタ平方数の和、売却しましョウ。」
連続した平方数…1つ目が1²＋2²＋3²、2つ目が2²＋3²＋4²、だから3つ目は……
「……はぁ。」
「ア、判っていただけマシタ？」
「出来れば判りたくなったけど、ね。」

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と、いうことで、正解は　"i love all of くいす（゛）"　でした。
この大陸に来ている人全員の気持ちだと思ってます。