クイズ大陸



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?たいふ 2007/01/22 17:59
(検死結果)
全員の料理からは青酸などの毒物は検出されなかった。但し、毒島氏のスープにごく微量ではある
がハチミツが入っていたようだ。
遺体の体内からは蜂毒以外の薬物の類は一切検出されなかったので死因は、蜂毒による急性アレ
ルギー反応によるショック死で間違いない。胃の内容物は、前菜に出されたスモークサーモンのみ
だが、口内に僅かにスープが残っていたようである。一応社長のピルケースの薬品も調べたが異常
は無かったらしい。

(天貝の証言から)
今回の料理について毒島氏から「魚は鯛、肉は鴨」・夫人から「甘い食前酒」という注文があったよう
だが、調理法や酒の種類などは全て任されていたらしい。
毒島氏のスープに混入していたハチミツについては、助手の一人が「うっかり零した」と証言している
ことから作為的なものではないことが分かった。毒島氏がアレルギー体質であったことは知らなかっ
たらしい。
《予定されていた料理》
(食前酒)蜂蜜酒と果実酒を使用したカクテル(前菜)スモークサーモン(スープ)カボチャのスープ
(魚料理)真鯛の香草焼き(肉料理)鴨のロースト蜂蜜のソース(サラダ)8種の季節の野菜にバチマ
グロのタルタルの乳鉢盛り(デザート)フルーツの蜂蜜マリネバニラアイス添え

(久我の証言から)
数ヶ月前、得意先へ社長と秘書を車で送迎する際に、社長が車内に迷い込んだ蜜蜂の上に座って
しまい、お尻を刺され4・5日腫れが引かなかったことがあった。病院に行くことを勧めたが、「格好が
悪いから」と行かなかったらしい。この事を知る者は、久我・社長・秘書、それから夫人の4名。

(黒野の証言から)
毒島氏は軽い胃潰瘍を患っていて毎食前にカプセル薬を飲むように指示をしていた様だ。それ以外
については、虫歯の1本もなく健康そのものだったらしい。アレルギーについては、花見の際に初めて知ったようである。

(蜂山の証言から)
社内でも社長と秘書という以上の関係が疑われていたらしいが、実際は社長ではなく長男と付き
合っていたようで社長も公認の仲だそうだ。薬を飲んだかどうかを確認したことについては、社長は
飲む事を忘れる事が多いので普段から、1日分の薬をピルケースに入れることを徹底させ、家に電話連絡してまで飲ませていたらしい。その成果もあって、ここ一ヶ月は飲み忘れは無かったそうだ。

(峰子と長男の証言から)
今回の晩餐会は毒島氏が提案し、それならばと社員研修の花見もと夫人が持ちかけたようだ。晩餐
会に於いて、長男と蜂山の関係を公にしようというサプライズも計画されていたようだが、その事実
を知るのは社長と長男、蜂山の3名のみであったらしい。

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