クイズ大陸



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?たいふ 2007/01/30 13:50
ヒロシ「よしっ…書いたぞ」
若刑事「僕も書きました…ここからどうなるのですか?」
太傅「どうなるもこうなるも、紙に書かれた数字を当てる…だけですが」
ヒロシ「それは無理だねッ!!だって、俺とコイツが同じ数字を書いてる訳ないじゃん」
太傅「それもそうですね…では、『どちらか一方を当てれば良し』として下さい…それで良いですかね?」

2人の返答を待たずして太傅探偵は、答えを告げる…
太傅「あなたの思い描いた数字は…『37』ですね…」

すると…若刑事は愕然と、ヒロシ君はニヤリッとして…
若刑事「す、凄い…正解ですぅ…」
ヒロシ「ブッブ〜ッ!!残念でした〜。俺が書いた数字は『35』だもんね〜」
すると、太傅探偵もまた「ニヤリッ」とし…
太傅「すみませんが、ヒロシ君…君の数字の書いた紙を貸して頂けますか?」
ヒロシ「別にいいけど、何するんだ?」
太傅探偵はヒロシ君から受け取った紙を丸めて灰皿に置くとマッチで火を点けた。火は瞬く間に紙を灰にしてしまう…
すると、太傅探偵はシャツの右袖を捲り、灰を手に取りながら…
太傅「よ〜く見てください…」
と言うと腕に灰を擦り付けた。すると…
【あなたは35】
と浮かび上がる…
太傅「これで如何かな?」
ヒロシ「な、何で?………こ、こんなのインチキだっ!!」
太傅「ふふふっ…そうですよ…手品というのはタネも仕掛けもある、インチキなのですから…」

そう言うと太傅探偵は、珈琲を啜り窓の外に目を向け…そして、大きく笑った…彼にしては珍しく大声で…

窓の外では、頭を丸めた作務衣姿の中年男性と制服姿の女子高生が腕を組んで仲良く歩いているのが見えるだけであった…

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さて、皆さんの思っていた数字は何でしたかね?
この手品の種明かしもしておいた方が良いですかね…これは実際にある手品です(話の中で都合よく当たるように
描いていますが現実でも当てることは勿論可能ですよ)
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