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たいふ
2007/01/04 23:38
(終の…巻?)
???「おや…どうしたんだ?暫くは来ないんじゃ無かったか?」
太傅「そのつもりでしたが…そうは行かなくなりました…その理由はもうお分かりなのではありませんか?
…内場先生…THE KINGとお呼びした方が良かったですかね」
内 場「何の事だか、さっぱりぱりんこだよ…君の冗談は私以下だよ」
太傅「今回の殺人事件…いえ、窃盗事件からして不可解な物でした。カード以外の一切の証拠を残さない犯人
…裏を返せばカードさえも残さず犯行を行えたはずなのにそうはしなかった。今まで手掛かりらしいもの
が出なかったのに突如、犯人グループの名前が2人も浮かび上がった…その2人は図ったように殺され、
DMから割り出した容疑者がこれも図ったように自殺を遂げた…そして未だに盗まれた金の在処が分から
ないまま…。更に言うなら、犯人がグループであることは「K」のカードからの推測でしかなく、複数犯
と言われながら『THE KING』…単独犯的な呼称が付けられたこともおかしい。2人の名前が上がった時
もその出所は不明…巷で流れ始めた噂程度の物でしかない…確認を取ろうにも容疑者は全て死亡している…
するとこういう疑問が浮かんでも不思議ではない…【彼らは本当に窃盗団だったのだろうか…全ての情報は
彼らを犯人に仕立てる為に真犯人が意図的に流した物ではないだろうか】というね」
内 場「その真犯人が私だと?馬鹿馬鹿しい…警察はDMから犯人を割り出したんだろう?自殺したのは、もう
逃げられないと思ったからだ…疑問の余地はナイナイ16だよ」
太傅「いいえ、大有りです。その2人、黒石と仁志は無理心中を図ったと報告がありました…その旨の遺書も
見つかりました。しかしそれは偽装に過ぎず、2人は恋人同士などではない。あなたはそう思ったので
しょうが…本当に好い仲だったのは先に死んだ金石と三門でしょう。2人とも本が…特に推理小説が好
きだったようですし話も合ったことでしょう」
内 場「それこそ推測に過ぎ(ん)良太郎だな」
太傅「では、DMに移りましょう。警察はDMからバイスクルのRBとBSのカードだと考えました、私もそれで合っている
と思います。RBには808・BSには86の数字が打たれていることから808から八百屋の黒石、百人一首86番目
西行法師から仁志だと至ったようです。しかし普通、バイスクルカードを手にした時、真っ先に目が行く
のは自転車に乗った王様が印刷されたJOKERではないでしょうか?」
内 場「私がMr.ジョークだからか?KINGが印刷されているからか?この2つは偶然かも知れん…JOKERにも
808・86は打たれている…」
太傅「確かに2つなら偶然かも知れません。しかし、JOKERの左隅に打たれた『US』の文字…『U』chiba
『S』yohmaの頭文字…3つでも偶然と言いますか?」
内 場「…そうだ、3つでもだ…」
太傅「話は変わりますが…先生。このヒロシ君はマジックにとても興味があって自分でもやってみたいと言うんですよ」
内 場「急にどうしたんだ?…そうか…君はマジックに興味があるのか…」
ヒロシ「おう!!」
太傅「ですから、今ここで1つ見せてやっては貰えませんか?このカードを使って…」
手を出す内場氏であったが…一向にカードを手に取ろうとはしない
太傅「どうしました?先生…」
内 場「…………出来ない…………4人もの人を殺したんだ…手が強張ってカードをろくに握れもしない。私の負けだよ
…太傅君……何時から怪しいと?」
太傅「先ほど此処に来たときです。授業を潰してマジックショーをするような人が、マジックに興味を持ち目を輝
かせているヒロシ君相手にネタの1つも見せなかった…これは疑うには十分すぎる理由です」
ファンファンファン…鳴り響くサイレンは…とても…
???「おや…どうしたんだ?暫くは来ないんじゃ無かったか?」
太傅「そのつもりでしたが…そうは行かなくなりました…その理由はもうお分かりなのではありませんか?
…内場先生…THE KINGとお呼びした方が良かったですかね」
内 場「何の事だか、さっぱりぱりんこだよ…君の冗談は私以下だよ」
太傅「今回の殺人事件…いえ、窃盗事件からして不可解な物でした。カード以外の一切の証拠を残さない犯人
…裏を返せばカードさえも残さず犯行を行えたはずなのにそうはしなかった。今まで手掛かりらしいもの
が出なかったのに突如、犯人グループの名前が2人も浮かび上がった…その2人は図ったように殺され、
DMから割り出した容疑者がこれも図ったように自殺を遂げた…そして未だに盗まれた金の在処が分から
ないまま…。更に言うなら、犯人がグループであることは「K」のカードからの推測でしかなく、複数犯
と言われながら『THE KING』…単独犯的な呼称が付けられたこともおかしい。2人の名前が上がった時
もその出所は不明…巷で流れ始めた噂程度の物でしかない…確認を取ろうにも容疑者は全て死亡している…
するとこういう疑問が浮かんでも不思議ではない…【彼らは本当に窃盗団だったのだろうか…全ての情報は
彼らを犯人に仕立てる為に真犯人が意図的に流した物ではないだろうか】というね」
内 場「その真犯人が私だと?馬鹿馬鹿しい…警察はDMから犯人を割り出したんだろう?自殺したのは、もう
逃げられないと思ったからだ…疑問の余地はナイナイ16だよ」
太傅「いいえ、大有りです。その2人、黒石と仁志は無理心中を図ったと報告がありました…その旨の遺書も
見つかりました。しかしそれは偽装に過ぎず、2人は恋人同士などではない。あなたはそう思ったので
しょうが…本当に好い仲だったのは先に死んだ金石と三門でしょう。2人とも本が…特に推理小説が好
きだったようですし話も合ったことでしょう」
内 場「それこそ推測に過ぎ(ん)良太郎だな」
太傅「では、DMに移りましょう。警察はDMからバイスクルのRBとBSのカードだと考えました、私もそれで合っている
と思います。RBには808・BSには86の数字が打たれていることから808から八百屋の黒石、百人一首86番目
西行法師から仁志だと至ったようです。しかし普通、バイスクルカードを手にした時、真っ先に目が行く
のは自転車に乗った王様が印刷されたJOKERではないでしょうか?」
内 場「私がMr.ジョークだからか?KINGが印刷されているからか?この2つは偶然かも知れん…JOKERにも
808・86は打たれている…」
太傅「確かに2つなら偶然かも知れません。しかし、JOKERの左隅に打たれた『US』の文字…『U』chiba
『S』yohmaの頭文字…3つでも偶然と言いますか?」
内 場「…そうだ、3つでもだ…」
太傅「話は変わりますが…先生。このヒロシ君はマジックにとても興味があって自分でもやってみたいと言うんですよ」
内 場「急にどうしたんだ?…そうか…君はマジックに興味があるのか…」
ヒロシ「おう!!」
太傅「ですから、今ここで1つ見せてやっては貰えませんか?このカードを使って…」
手を出す内場氏であったが…一向にカードを手に取ろうとはしない
太傅「どうしました?先生…」
内 場「…………出来ない…………4人もの人を殺したんだ…手が強張ってカードをろくに握れもしない。私の負けだよ
…太傅君……何時から怪しいと?」
太傅「先ほど此処に来たときです。授業を潰してマジックショーをするような人が、マジックに興味を持ち目を輝
かせているヒロシ君相手にネタの1つも見せなかった…これは疑うには十分すぎる理由です」
ファンファンファン…鳴り響くサイレンは…とても…