ｸｲｽﾞ大陸

どうやら目的地に着いたようだ…
太傅「お邪魔致しますよ…」
？？？「邪魔するならお引取り頂こうか…（ニヤリッ）久し振りだね、太傅君…何時以来かな？」
たいふ「ご無沙汰しておりました。内場先生…高校卒業以来かと…」
内　場「そうか…君が卒業してすぐ私も失業してね…これどうよ…卒業と失業…上手いだろ？」
ヒロシ「（ヒソヒソ）…何この寒いオッサンは…この季節にはきつ過ぎるんだけど…」
若刑事「（ヒソヒソ）内場氏と太傅さんはどういう関係なんでしょうね」
内　場「私は今はプロのマジシャンとして営業しているが…昔は教師をしていてね」
太傅「授業中に突如、マジックショーを行うような人を私は教師とは認めませんが」
内　場「それで今日は何の用かな…ショーの依頼という訳でもないでshow？…どう？」
ヒロシ「ショ〜もないぞ」
太傅「上手い…実は、先生がやっていらっしゃる教室の生徒さんのことで伺いたいことがありまして…」
内　場「ショーじきショック！！…俺の生徒のこと？あいつらが何かやらかしたのか…で誰の事が聞きたい？」
太傅「全員です。何時から通っているのか、仲間内での呼び名や仲の良し悪し…マジックの腕前…何でも結構です」
内　場「ほう…何か大事のようだな。良いだろう、俺の記憶している範囲で話そう」

内場氏の話によると、須藤意外の生徒は２年位前に入ったそうで、須藤は３ヶ月ほど前に入ったばかり。
互いの呼び名に関して以前…『金石さんは金剛石でダイヤ』『三門さんは三つ葉でクローバー』というような話を
していたらしい。それから、恋愛関係にある者もいたのではないか？と下世話な想像も付け加えて下さった。
マジックの腕前（基本はトランプを使用したクローズドマジック）は…週に１回の授業では、そう上達するわけ
もなく横一線といった所だったらしいが、三門だけが飛び抜けて下手だったので一回り小さいトランプを使用さ
せていたそうだ。

内　場「ま、こんな所だが…役に立ちそうかな、太傅君」
太傅「まぁ…それなりに。あっ…最後に１つ、先生やここの生徒さんが使っているトランプというのは…
　　　　そこのカウンターで売っている物ですか？」
内　場「そうだ。カードはやはりバイシクルに限るね…他の種類もあるが私の所ではこれを使っている。
　　　　買ってくれるのかな？カードだが現金払いで頼むよ」
ヒロシ「マジックのトランプだって！！先生ぇ〜買ってくれよ〜」
太傅「別にこれを買ったからといってマジックが出来るようになる訳ではありませんが…では、これとこれ
　　　　を買いましょう、そのつもりで来ましたから」
内　場「３９！！また何時でも遊びに来ていいぞ〜Bye‐bye…Bicyle〜♪」
太傅「出来る事なら暫くは来たくありません」
若刑事「来たくないから帰宅しよ〜♪」
太傅・ヒロシ「…」