ｸｲｽﾞ大陸

ヒロシ「…なあ、先生…あの紙の切れ端から何か分かるのか？」
太傅「ふふふっ…まさか…あれだけでは流石に私でも分かりませんよ。文章は訳者によって表現が
　　　　異なりますので…ただ、三門が握っていたのがポアロ作品であることだけは確かですが…。
　　　　そうそう若刑事、紙の裏面のコピーを直ぐに持って来て下さい」
ヒロシ・若刑事「「あっ！」」
若刑事「はい！！直ぐに持って来て貰います」

（署に連絡を入れたところ、FAXで送付してくれるらしい）

ヒロシ「そういえばさぁ…死んだ２人はどんな仕事をしてたんだ？後、ジエーギョーって何だ？軍隊か？」
太傅「自衛ではありません自営です。自分の家で商売をしている人で…私も自営業者ということになりますね」
ヒロシ「あ〜パン屋さんとか八百屋さんみたいな人のことだな。最初からそう言えよ」
若刑事「はい、ごめんなさい…で、ですね、金石はサラリーマンで、三門は予備校の講師をしていました」

（カタカタカタ･･･ピーッ）

太傅「届いたようですね…多分あれとあれだと思うのですが…」

（金石の紙片の裏面）
細い野路に入った…チャーリントンの…の原則に従って…リントン屋敷は、道路に…

（三門の紙片の裏面）
アイルランド・ガラス…前にもまして…お客の数が、男女同数でない…ミス・メレデ…クター・ロバーツ…

若刑事「どうですか…分かりましたか…」
ヒロシ「俺、分かった〜！！」
若刑事「えっ…なんで？自営業が分からない子が…漢字が読めないこの子がどうして…」
太傅「ふむ…漸く下準備が整った…というところでしょうか」