（第2部 ヒント編）
若刑事「ところで、ちょっと聞いてもいいですか？」
たいふ「ん？ 私に答えられることなら」
若刑事「どうして被害者の句がDMだと判断したんですか」
たいふ「ん〜、私には、君があれを辞世の句と解釈した事の方が驚きだよ。
辞世の句は死ぬ前に詠むものであって、決して割腹して薄れゆく意識の中で
詠むものではないよ」
若刑事「…言われてみればそうですね。
字は震えていたし、色紙と筆には血も付いてましたね」
たいふ「ふぅ…ＤＭと判断した理由は句の特徴にある。
まず全て、ひらがなにして読んでみてくれ」
若刑事「え〜っと、【わかやまや はるかひかるは やまやかわ】ってすごい！！
回文になってますよ、これ！」
たいふ「その通りだ。そして…」
若刑事「分かりましたよ、犯人は名前が回文になっている、【シカタ タカシ】
か【ホヅミ ミズホ】ですね」
たいふ「…やれやれ、私が君に何を頼んだか忘れたのか。
っと、調べてくれたようだね」
（別の捜査官が調べた「これ」を持ってきて若刑事に手渡す）
若刑事「はいどうぞ。「これ」生徒（容疑者候補）の漢字名と他の作品ですね」
【山川 遥】（10）小学生・・・「サンタさん その正体は お父さん」
【志方 敬司】（34）薬剤師・・・「見つけたぞ 若葉芽吹きし トリカブト」
【穂積 瑞穂】（25）浪人生・・・「初詣で 賽銭箱に 五千円」
【太田 太】（19）フリーター・・・「あの人を 思ひてひとつ 吐息かな」
【若山 厳三】（56）会社役員・・・「わが胸に 重く淀みし 梅雨模様」
若刑事「あぁ、それぞれ、年齢や立場を感じさせる面白い句ですねぇ、
ってなんでこんなものを？」
たいふ「やはりか…確信は得た。
さて、事件は解決だ。今夜はＢＡＲで一杯やろうか」
若刑事「良いですね、僕もお付き合いします…
って、えっ？ちょっと･･･事件解決って、犯人は？」
バカ、もとい、若刑事はまだ分からんようだが、皆はどうかな？
犯人が誰か分かったかな？
若刑事「ところで、ちょっと聞いてもいいですか？」
たいふ「ん？ 私に答えられることなら」
若刑事「どうして被害者の句がDMだと判断したんですか」
たいふ「ん〜、私には、君があれを辞世の句と解釈した事の方が驚きだよ。
辞世の句は死ぬ前に詠むものであって、決して割腹して薄れゆく意識の中で
詠むものではないよ」
若刑事「…言われてみればそうですね。
字は震えていたし、色紙と筆には血も付いてましたね」
たいふ「ふぅ…ＤＭと判断した理由は句の特徴にある。
まず全て、ひらがなにして読んでみてくれ」
若刑事「え〜っと、【わかやまや はるかひかるは やまやかわ】ってすごい！！
回文になってますよ、これ！」
たいふ「その通りだ。そして…」
若刑事「分かりましたよ、犯人は名前が回文になっている、【シカタ タカシ】
か【ホヅミ ミズホ】ですね」
たいふ「…やれやれ、私が君に何を頼んだか忘れたのか。
っと、調べてくれたようだね」
（別の捜査官が調べた「これ」を持ってきて若刑事に手渡す）
若刑事「はいどうぞ。「これ」生徒（容疑者候補）の漢字名と他の作品ですね」
【山川 遥】（10）小学生・・・「サンタさん その正体は お父さん」
【志方 敬司】（34）薬剤師・・・「見つけたぞ 若葉芽吹きし トリカブト」
【穂積 瑞穂】（25）浪人生・・・「初詣で 賽銭箱に 五千円」
【太田 太】（19）フリーター・・・「あの人を 思ひてひとつ 吐息かな」
【若山 厳三】（56）会社役員・・・「わが胸に 重く淀みし 梅雨模様」
若刑事「あぁ、それぞれ、年齢や立場を感じさせる面白い句ですねぇ、
ってなんでこんなものを？」
たいふ「やはりか…確信は得た。
さて、事件は解決だ。今夜はＢＡＲで一杯やろうか」
若刑事「良いですね、僕もお付き合いします…
って、えっ？ちょっと･･･事件解決って、犯人は？」
バカ、もとい、若刑事はまだ分からんようだが、皆はどうかな？
犯人が誰か分かったかな？