クイズ大陸



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花粉症殺人事件 ●解答篇up● ≫No. 1
?kaito 2006/03/11 21:38
花粉の季節の到来とともに、俺にも杉山を殺すチャンスが訪れた。
今、俺の目の前には、ほぼ同じ大きさの未開封の薬瓶が二つある。大学の研修室から盗んできた毒薬の小瓶と、どこにでも売っているようなアレルギー性鼻炎の薬の小瓶だ。薬はどちらも錠剤で、色も形も大きさもほとんど同じ。
この二種類の薬を偶然見つけた時、俺はこの計画を思いついたのだ。

早速俺は下準備に入った。
まず俺は毎日、杉山の見ている時を狙って、目立つようにこの鼻炎薬を飲み続けた。そうやってやつの記憶にこの薬を残すと同時に、その効き目をアピールしたおいた。杉山も花粉症だから、関心はあるはずだ。
そして杉山の部屋に遊びに行く口実を作る。ちょうど新しいゲームを買ったというのでそれに興味を示したら快く部屋によんでくれた。
ここからがいよいよ本番だ。
手順はこうだ。
あらかじめ鼻炎薬の瓶から薬を全部出し、毒薬の錠剤を詰め直しておく。
その瓶を「この鼻炎薬はよく効くから飲んでみろ」と杉山に奨めて渡す。やつは、俺が毎日飲んでいた薬だと思ってそれを飲み、死ぬ。
その後、その瓶から毒薬を全て出し、元の毒薬の瓶に入れ、瓶と蓋にやつの指紋をつけて置く。
服毒自殺の完成だ。

ところが、毒薬に入れ替えた鼻炎薬の瓶を渡そうとした時、杉山は言った。
「あれ? これ、何かおかしくない?」

■俺は何をしくじったのだろうか?
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