ｸｲｽﾞ大陸

あれから、もうすぐ一ヶ月過ぎようとしている。
私は、日記を読み返した。



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不自然な事件は結局、私の推理で、
『自殺』ということになった。
血痕はその日についたとはいえず、鑑識の結果で、
一週間前に付着したということが判明した。
毒についても、殺人だとすれば不自然な点は多い。

いくら効き目が遅れるからとはいえ、あんなタイミングで効き目が現れるだろうか。
偶然にしては異常であり、探偵の私があまり考えるべきことではない。
だが、自殺と考えれば。

―――可笑しいほどに、つじつまがあった。
それこそ、彼女の幼馴染の私が考えるべきことではないかもしれないが。

毒は人形を片付けようとする前に飲み、偽のダイイングメッセージは仕組んでおけばいい。
ダイイングメッセージは、おそらく、勘違いによる嫉妬。
その原因が私にあったと知ったときは、心底苦しかった。

責任感が強い彼女は、全員にかけた罪、そして嫉妬。
私に対する思い。皆からかけられる圧力。
それを全て支えることも、背負うことも難しかっただろう。
何十倍にものしかかってくる重みに、耐え切れなかったのだろう。
彼女は、ひな人形を片付けてから逝くはずだった。
だが、手に入れた毒は即効性。運悪く、だった。

彼女のよさは、皆が知っていた。
だが、彼女自身はそれでも、耐え切れなかったみたいだ。
その苦しみを半減させてやれなかったのは、幼馴染として…
いや、人として、悲しかった。

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後日、彼女のタンスから一通の手紙が発見された。
それは私宛の手紙だった。

『錬へ。

まず、ごめんなさい。こんなことをしてしまって。
せっかくの同窓会を潰したのは、私の最後の悔やみ。
でも、このタイミングしかなかったの。
探偵になったあなたにこんな挑戦は失礼かもとは思った。
だけど、確かめたかった。これを読む前に、あなたが謎をとけるか。
もし解けなかったら…ううん、あなたはきっと解いたはずです。

あなたを知らない人がいなくなるほど、大きな探偵になることを。
私は、天国から祈っています。

じゃあね、錬。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　澪より　』




―――――――――ＥＮＤ――




☆・。゜゜あとがき゜゜。・☆
や、やっと終わったって感じです。
いや、私の性格が仇になってしまっただけなのですが。
実は、ふさわしい答えがなかなか見つからなかったのです。
もとから決めるということを考えない私にとって、
探偵者は…辛かったのかも＾＾；

結果、私の回答に一番近かったのは、kaitoさんです＾＾
あ、でも、勿論他の人も皆さん正解です。
私の答えは…正直、一つの道でしたないので；


では、今後はもっとしっかりとかけるように努力しますね＾＾