―正解―
瑠璃「彼らが現れた翌日、月野宅に彼らからのメッセージが届いたわ」
瑠璃は歯噛みしつつ、回収したCD-ROMに入っていたデータを、会場に公開した。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
警察の皆さん、ご苦労様。
どうやら今回は、私達の勝ちのようね。ただ、あの暗号を解いて警備を行う事ができたのだから、私達にとっても張り合いがあるというものよ。
一応、暗号の答えを書いておくわね。
数字ばかり見ていては、とてもじゃないけれど解けないはずよ。それに、数字だけの暗号だと、解くための鍵が少なすぎると思わない?
つまり、その前の寿司の話に鍵が隠れているの。「おっとと・・・」の一文はミスリードってわけ。それにどう考えても、前の文は怪しいと思うでしょうしね。
あの話をよく読むと、何処かがおかしいはずよ。そう、「列火」ね。激しい炎を表す言葉は、正しくは「烈火」だものね。
そこで「列火」を調べると・・・
『列火』
漢字の脚(あし)の一。「烈」「焦」などの部首の称。「火偏(ひへん)」とともに「火」の部に属する。(by・Yahoo!辞書。一部改変)
「列火」は「烈火」と同じで火の属性の言葉だし、「烈」の部首でもあるの。洒落てると思わない?

もちろん、これだけではわからないわよね。
もう一度、疑いの目で文章を読んでみて。この文章がフェイクなら、ネタが「炙りトロ」である必要はないわよね? だから、「炙りトロ」も意味を持つのよ。
もうおわかりね? 「トロ」と「列火」を組み合わせると、「点」という漢字が完成するのよ。
さて、「点」を見つけたところで数字に戻りましょう。
数字は、注意深く見ると1〜6しかないわよね。6つの組み合わせで成り立ち、「点」に関係のある物・・・。6つの点で構成される物、と考えるのが自然ね。そう、これは「点字」を用いた暗号なのよ。
点字の点は、左上から縦に1〜6の番号が振られているの。
14
25 このようにね。
36
そして、暗号文の数字を当てはめて読んでいくと・・・
「10かごの22じ、つきののぞみたくにさんじょうする」→「10日後の22時、月野望宅に参上する」
これが暗号の答えよ。
(点字の詳しい解説は、
http://www.tohoho-web.com/tenji.htm#Masuへどうぞ)
昨晩、私達は予告状に従って月野望宅を訪れ、彼女が所有するムーンストーン「清かなる望の月」を頂戴したわ。
言い忘れていたけれど、私達は宝石が大好きなの。だから私達は、これからも宝石を頂戴していくわ。それ以外には決して手を出さないと、固く誓っても良いわよ。
ちなみに、予告状でハルキがチーフと書いたようだけれど、本当のチーフは私よ。間違えないようにね。
それと、ハルキが「烈火」を気に入っちゃったみたいで、『「烈火」ハルキ、という異名をとりたい』と言っているわ。それなら私は「流水」リクハにしようかしらね。
それでは、また次の機会に。
今回の考察状担当、チーフ・リクハより。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
瑠璃「うーん、何だか馬鹿にされたような気もするわね・・・ともかく、彼らはこれからも怪盗を続ける事を宣言してきたわ。いつか必ず、彼らを捕まえます。その時まで、皆さん、ご協力をよろしくお願いします」
探偵達と少し話をした後、瑠璃は会議場を抜け、PCの電源を切った。ここのところ毎日あそこに通い詰めていたが、それも明日からしばらくお休み。果たして、次にあの会議場が使われるのはいつなのか・・・。
瑠璃「本当は、もう2度と使われない方が良いんだけどね」
というわけで、これが真相でした!
・・・あ、リクハが小ネタの種明かしをしてない

・QC部署の「QC」→Quiz Continent「クイズ大陸」
・「ハルキ」「リクハ」→「HIKARU」のアナグラム
でした。
ハルキ&リクハは、これからも皆さんの前に現れるでしょう

私からも、どうぞよろしくお願いします。
瑠璃「彼らが現れた翌日、月野宅に彼らからのメッセージが届いたわ」
瑠璃は歯噛みしつつ、回収したCD-ROMに入っていたデータを、会場に公開した。
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警察の皆さん、ご苦労様。
どうやら今回は、私達の勝ちのようね。ただ、あの暗号を解いて警備を行う事ができたのだから、私達にとっても張り合いがあるというものよ。
一応、暗号の答えを書いておくわね。
数字ばかり見ていては、とてもじゃないけれど解けないはずよ。それに、数字だけの暗号だと、解くための鍵が少なすぎると思わない?
つまり、その前の寿司の話に鍵が隠れているの。「おっとと・・・」の一文はミスリードってわけ。それにどう考えても、前の文は怪しいと思うでしょうしね。
あの話をよく読むと、何処かがおかしいはずよ。そう、「列火」ね。激しい炎を表す言葉は、正しくは「烈火」だものね。
そこで「列火」を調べると・・・
『列火』
漢字の脚(あし)の一。「烈」「焦」などの部首の称。「火偏(ひへん)」とともに「火」の部に属する。(by・Yahoo!辞書。一部改変)
「列火」は「烈火」と同じで火の属性の言葉だし、「烈」の部首でもあるの。洒落てると思わない?
もちろん、これだけではわからないわよね。
もう一度、疑いの目で文章を読んでみて。この文章がフェイクなら、ネタが「炙りトロ」である必要はないわよね? だから、「炙りトロ」も意味を持つのよ。
もうおわかりね? 「トロ」と「列火」を組み合わせると、「点」という漢字が完成するのよ。
さて、「点」を見つけたところで数字に戻りましょう。
数字は、注意深く見ると1〜6しかないわよね。6つの組み合わせで成り立ち、「点」に関係のある物・・・。6つの点で構成される物、と考えるのが自然ね。そう、これは「点字」を用いた暗号なのよ。
点字の点は、左上から縦に1〜6の番号が振られているの。
14
25 このようにね。
36
そして、暗号文の数字を当てはめて読んでいくと・・・
「10かごの22じ、つきののぞみたくにさんじょうする」→「10日後の22時、月野望宅に参上する」
これが暗号の答えよ。
(点字の詳しい解説は、http://www.tohoho-web.com/tenji.htm#Masuへどうぞ)
昨晩、私達は予告状に従って月野望宅を訪れ、彼女が所有するムーンストーン「清かなる望の月」を頂戴したわ。
言い忘れていたけれど、私達は宝石が大好きなの。だから私達は、これからも宝石を頂戴していくわ。それ以外には決して手を出さないと、固く誓っても良いわよ。
ちなみに、予告状でハルキがチーフと書いたようだけれど、本当のチーフは私よ。間違えないようにね。
それと、ハルキが「烈火」を気に入っちゃったみたいで、『「烈火」ハルキ、という異名をとりたい』と言っているわ。それなら私は「流水」リクハにしようかしらね。
それでは、また次の機会に。
今回の考察状担当、チーフ・リクハより。
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瑠璃「うーん、何だか馬鹿にされたような気もするわね・・・ともかく、彼らはこれからも怪盗を続ける事を宣言してきたわ。いつか必ず、彼らを捕まえます。その時まで、皆さん、ご協力をよろしくお願いします」
探偵達と少し話をした後、瑠璃は会議場を抜け、PCの電源を切った。ここのところ毎日あそこに通い詰めていたが、それも明日からしばらくお休み。果たして、次にあの会議場が使われるのはいつなのか・・・。
瑠璃「本当は、もう2度と使われない方が良いんだけどね」
というわけで、これが真相でした!
・・・あ、リクハが小ネタの種明かしをしてない
・QC部署の「QC」→Quiz Continent「クイズ大陸」
・「ハルキ」「リクハ」→「HIKARU」のアナグラム
でした。
ハルキ&リクハは、これからも皆さんの前に現れるでしょう