―ヒント2―
1人で考えていても埒が明かない。僕は思い切って、先刻の検証を羽月と瑠璃さんに話してみた。
「・・・へぇ〜、結構やるわね」
「一応、地郷探偵事務所の探偵助手ですから」
「じゃあその相棒として、私も考えを言ってもいい?」
羽月が軽く片手を挙げた。
「私は、被害者周辺の本について考えてみたの。まず、被害者の指にあった擦れた跡。これがあるってことは、1段目と2段目の間の板に指先が掠めたのよね?」
「ええ。跡が一致しているわ」
「被害者の頭は、本棚のギリギリにあるし――これらの要素から考えて、被害者は本棚に到達する前に倒れたとわかるわ。こんな風に倒れながら板に指がぶつかったのなら、彼女は1段目の本を取ろうとしたんじゃないかしら?」
羽月は結構鋭いキャラとして登場してますよ
※お詫び・・・「被害者の頭が本棚ギリギリにある」ということを書き忘れてました
ごめんなさい。あまり深く関わることではありませんが、お詫びしてヒントに記述させていただきます。
HIKARU 2005/06/29 22:54
1人で考えていても埒が明かない。僕は思い切って、先刻の検証を羽月と瑠璃さんに話してみた。
「・・・へぇ〜、結構やるわね」
「一応、地郷探偵事務所の探偵助手ですから」
「じゃあその相棒として、私も考えを言ってもいい?」
羽月が軽く片手を挙げた。
「私は、被害者周辺の本について考えてみたの。まず、被害者の指にあった擦れた跡。これがあるってことは、1段目と2段目の間の板に指先が掠めたのよね?」
「ええ。跡が一致しているわ」
「被害者の頭は、本棚のギリギリにあるし――これらの要素から考えて、被害者は本棚に到達する前に倒れたとわかるわ。こんな風に倒れながら板に指がぶつかったのなら、彼女は1段目の本を取ろうとしたんじゃないかしら?」
羽月は結構鋭いキャラとして登場してますよ
※お詫び・・・「被害者の頭が本棚ギリギリにある」ということを書き忘れてました ごめんなさい。あまり深く関わることではありませんが、お詫びしてヒントに記述させていただきます。