ｸｲｽﾞ大陸

　私が新しい助手と、昼休みにトランプをしていると、一通の手紙が事務所に届いた。

　送り主は、だいぶ前から失踪していた前の助手だった。

　封を開け、手紙を取り出し、私はそれを読み上げた。


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　もう３ヶ月前になりますか。私が姿を消してしまったのは。
　借りていた鍵は、棚の右の引き出しにあります。

　私は五島町で難事件をある探偵のもとで捜査することになりました。
　これは依頼人の希望ということで、私が指名されたそうです。勝手な行動、誠に申し訳ありません。

　以前、Ｋ・Ｈ氏に依頼され捜査中の件については、２月の分の手帳に詳細を記してあります。
　例の２つ星レストランの料理長の証言が、詳細に記入してあり、その左隣の豪邸に紹介された別荘群の３人の家主の証言は、棚の右の引き出しのノートに記入してあります。
　ファイル「２−Ｂ」には、動機につながると思われる記事がスクラップしてあります。

　なるべくこの事件を早く解決し、また先生のもとで働けることを願います。

　助けは要りません。

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　私は、鍵なんて借りた覚えはないし、Ｋ・Ｈ氏の依頼など記憶にない。

「前の助手の方は、何の事件の捜査をしているんでしょうね。」

　今の助手が、手紙を覗き込んで言ったが、

「ちょっと出かけてくる。」

　私は事務所を飛び出した。


　さて、前の助手が私に伝えたかった事とは何か？



訂正２：手紙の内容に重大な不備があったため、また一部修正しました。
　本当に本当に申し訳ありません。