お詫び最初1981年12月31日、1982年3月1日と日記になってましたが1979,1980年の誤りでした。誠に申し訳ございません。
山井 九郎君(7)の日記より抜粋
1979年12月31日
今年もとうとう終わり。来年はこのびょうきはなおるかなあ。
らいねんこそなおすんだ。
今日のがっこうでのできごと
9時 今日はカレンダー作り。去年のカレンダーを見てまねして作った。でも、よう日がずれるから気をつけて作った。
12時お昼 今日は大すきなカレー。
13時 カレンダー作り。つづき。えをかいた。一月はゆきだるまをかいた。二月はかまくらをかいた。三月はさくらの花。ってぐあいに。
略
1980年3月1日
あったかくなってきてじゅぎょう中もねむいなあ。ずっとねてられたらいいのに。でもお父さんにおこられちゃう。おきてなきゃ。
今日のがっこうでのできごと
9時 山の木のえをお父さんとかいた。とりが気持ちよさそうにとんでいた。
12時お昼 ハンバーグだ。やったー!お父さんと食べるとなんでもおいしいけど。
13時体いく。 お父さんとお外でキャッチボールをしたりはしったり。たのしいな。
16時音楽。お父さんとチューリップのうたをうたった。お父さんのようにうまくうたいたいなあ。
3月2日火間探偵事務所にて
早とちり「被害者は金貸しの金田取作(47)。死亡推定時刻3月1日11時から13時の間。3月1日16時に近所で買い物帰りの近所の人が空き地に人が倒れているのを見つけ通報。雨に濡れたシャツの隠しポケットから一枚の借用書が出てきました。返済期日が書いていないものでした。そこに記名されていた隣の村に住む山井 治夫(35)を容疑者として逮捕したっす。しかし、息子の九郎の日記によるとアリバイがあるようです。」
早とちり「山井親子は山の中で二人っきりで6年前から過ごしているそうです。
九郎は生まれた時から人にうつるかも知れない重病を患っていて外に出せず治夫は親の遺産の山に家を建てそこで暮らしながら九郎に勉強も教えているそうです。」
火間「それがこの日記の学校って事か。お父さんとずっと二人っきりか。寂しいだろうな。」
早とちり「ええ、節約のためテレビも新聞もなし。必要なものは治夫がその都度街に買い物に出るそうですが必要最低限のものだけのようです。我々が捜査のために訪れた時も九郎は目をキラキラさせてました。お父さん以外の人を見たのは初めてだそうで。」
火間「そうか・・今まで以上に九郎君には試練だな・・・」
早とちり「え?やっぱり治夫が犯人なんですか?九郎は嘘をついてるように見えなかったですし、日記の筆跡も間違いなく九郎の物ですよ。」
火間「君の勘を信じるとしてもたぶんそうだろうな。」
さて、なぜ火間はそう思ったのでしょうか?
そして九郎君が嘘を書いていない、ついていないのになぜそんなアリバイが(厳密には身内の証言はNGですが。)成り立ってしまったのでしょうか?
ひでぽん 2005/03/17 18:26
山井 九郎君(7)の日記より抜粋
1979年12月31日
今年もとうとう終わり。来年はこのびょうきはなおるかなあ。
らいねんこそなおすんだ。
今日のがっこうでのできごと
9時 今日はカレンダー作り。去年のカレンダーを見てまねして作った。でも、よう日がずれるから気をつけて作った。
12時お昼 今日は大すきなカレー。
13時 カレンダー作り。つづき。えをかいた。一月はゆきだるまをかいた。二月はかまくらをかいた。三月はさくらの花。ってぐあいに。
略
1980年3月1日
あったかくなってきてじゅぎょう中もねむいなあ。ずっとねてられたらいいのに。でもお父さんにおこられちゃう。おきてなきゃ。
今日のがっこうでのできごと
9時 山の木のえをお父さんとかいた。とりが気持ちよさそうにとんでいた。
12時お昼 ハンバーグだ。やったー!お父さんと食べるとなんでもおいしいけど。
13時体いく。 お父さんとお外でキャッチボールをしたりはしったり。たのしいな。
16時音楽。お父さんとチューリップのうたをうたった。お父さんのようにうまくうたいたいなあ。
3月2日火間探偵事務所にて
早とちり「被害者は金貸しの金田取作(47)。死亡推定時刻3月1日11時から13時の間。3月1日16時に近所で買い物帰りの近所の人が空き地に人が倒れているのを見つけ通報。雨に濡れたシャツの隠しポケットから一枚の借用書が出てきました。返済期日が書いていないものでした。そこに記名されていた隣の村に住む山井 治夫(35)を容疑者として逮捕したっす。しかし、息子の九郎の日記によるとアリバイがあるようです。」
早とちり「山井親子は山の中で二人っきりで6年前から過ごしているそうです。
九郎は生まれた時から人にうつるかも知れない重病を患っていて外に出せず治夫は親の遺産の山に家を建てそこで暮らしながら九郎に勉強も教えているそうです。」
火間「それがこの日記の学校って事か。お父さんとずっと二人っきりか。寂しいだろうな。」
早とちり「ええ、節約のためテレビも新聞もなし。必要なものは治夫がその都度街に買い物に出るそうですが必要最低限のものだけのようです。我々が捜査のために訪れた時も九郎は目をキラキラさせてました。お父さん以外の人を見たのは初めてだそうで。」
火間「そうか・・今まで以上に九郎君には試練だな・・・」
早とちり「え?やっぱり治夫が犯人なんですか?九郎は嘘をついてるように見えなかったですし、日記の筆跡も間違いなく九郎の物ですよ。」
火間「君の勘を信じるとしてもたぶんそうだろうな。」
さて、なぜ火間はそう思ったのでしょうか?
そして九郎君が嘘を書いていない、ついていないのになぜそんなアリバイが(厳密には身内の証言はNGですが。)成り立ってしまったのでしょうか?