ｸｲｽﾞ大陸

まず、注目すべきところは遺言の3行目「なんと二百、殺してしまった。ごいぞくの目」というところでしょう。「ご遺族」がひらがなになっているのは明らかに不自然です。そこで、漢字だけを抽出してみると「二百殺目」つまり「二百冊目」となります。
ところで、本の作者の名前には月を表す言葉が入っています。例えば天野師臣では「師」でありこれは師走(12月)のことです。他の人も山下以外は同様に名前に月の異名を表す文字が入っています。山下は名前が「めい」なので5月と思われます。
そこで、一月から順に冊数を数えていき二百冊目が何であるかを調べてみると、徳田文重(7月)の19冊目になります。また一年を1月1日から数えて200日目は7月19日です。この一致は偶然とは思えません。したがって、宝の手に入る日は7月19日と思われます。
宝のありかを考える前に遺言の最後の部分、つまり「オリンピックがない年」という部分を解釈すると、これはこの年が閏年でないことを意味していると思われます。
つまり2月は28日までです。ここで本の冊数を見て見ます。作者は月を表しており、冊数が日にちを表しているとするとその月の最後の日を正しく表しているのは天野師臣(12月)と木更木籐子(2月)になります。遺言状の始めの方に「最初」と「最後」という言葉があることを考えながらこの二つの名前をよく見てみると、この中に「巨木」という文字が含まれていることがわかります。よって宝のありかは巨木の根元であると思われます。
時間については恐らく5〜7行目の文章がヒントになっていると思われますが、点のなぞがとけていないので現在のところはわかりません。
いろいろ考えても時間がわからないので、僕が波野仁史だったら、日にちを7月19日に絞って一日中、巨木の根元を見張って三十分に一回くらいあけてみたりするかもしれませんね。