ｸｲｽﾞ大陸

庵郷トキオが、爆弾犯のターゲットで沖 夏美刑事と張り込むために一旦自宅に戻ってくると、御手洗麻衣子が待っていた。
「爆弾の方、どう？」
「どう？って、なんでそのこと知ってるんだよ？」
トキオは驚いて聞いた。麻衣子には事件のことは内緒にしていたからだ。
「私が知らないとでも思ってたの？」
麻衣子は笑って言った。
「情報ソースは極秘だからね。・・・それで、これなんだけど・・・」
麻衣子はトキオに洋型の封筒を渡した。
「トキオに宛てて書いたんだけど、事件が解決するまではまだこの手紙の出番じゃないなって思っていて。・・・でも今じゃないと渡せそうにないから」
トキオはすぐに開いて見た。


　レター　ｉｎ　出番

　　　つうのびよるげよ
　　　じうてちにきくに

　　　　　　　　　　麻衣子


「こんな時にまで暗号？」
トキオがちょっと苦笑いすると、麻衣子はわざとらしく膨れて見せた。
「そうでもしないと読んでもらえないでしょう？」
「そんなことないって。・・・うん、分かった。必ず解決して間に合うように行くよ」
トキオは支度を整えて、また警察署へと向かった。


■麻衣子の手紙にはなんと書いてあったのでしょう？