クイズ大陸



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爆破ゲーム・5 ≫No. 1
?kaito 2005/02/19 18:40囁き
電話ボックスから爆弾を回収した二日後──
沖 夏美から五通目の予告状が届いたとの電話を受け、庵郷トキオは終業のチャイムが鳴り終わるのも聞かず警察署に向かった。
署内に入った途端トキオは、いつもと違った、ひんやりと涼しい空気感を感じた。
周辺をぐるりと見回して、トキオは異常に気がついた。誰もいないのだ。まったく無人という訳ではないが、ほとんど人がいない。いつになく静かな──いや、静か過ぎるくらいの署内だ。
刑事課に唯一残っていた夏美がトキオに声をかけた。署内にこだまするように響く。
「どうしたんですか、これ? 刑事課はともかく、他のみなさんは・・・」
「みんな、捜索に入ってもらっているのよ」
「みんなって刑事課以外もですか?」
「そうなの。これを見て」
そう言って夏美は予告状を渡した。


沖 夏美様

通話設備も無事だったようだな。
いまだ被害者が出ていないというのは大したことだ。
だが、それもここまでにしよう。
今回は二箇所に爆弾を仕掛けた。もちろん同じ爆弾だ。

 ついに佳境か。我が正当なる強襲から市民を救うることができるかな?
 どれだけ外傷が付こうが俺の知ったことではない。
 応援を呼び、効率良く探せ。

爆破の期日は×月×日正午と午後一時。健闘を祈る。


トキオは青褪めた。どうにも件数が多過ぎる。それも二箇所なんて・・・。
「それでみんな・・・」
「そう。交通課や少年課にも捜索に加わってもらっているわ。庶務や人事でも手の空いている人はみんな、ね。私も庵郷君に話をするためにちょっと戻ってきただけなの。また現場に戻らなくちゃ」
そう言って去ろうとする夏美を、トキオは呼び止めた。
「ちょっと待って夏美さん!」


■五つ目、六つ目の爆弾はどこに仕掛けられたのでしょうか?

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一部、日本語のおかしい箇所がありますが長い目でお願いします。 (^_-)
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