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Yossy
2005/02/11 20:19
では、正解発表です。
捜査担当刑事より
この度もまた沢山の推理をお寄せ頂きありがとうございました。
皆様の推理と平行して私も捜査を進めてまいりました。
まず犯人の侵入経路ですが、当初私は雪上の足跡から犯人は崖から庭を通って侵入し、同じ経路で逃走したのだと思いました。しかし雪上に散乱したガラスを見て、直ぐに雪の上に残された足跡は偽装だと感じました。
その理由は皆様も推察されたとおり、雪の上に散乱したガラスです。これは明らかに室内から外に向かってガラスを割った証拠です。
つまり犯人はサッシのガラスを割って庭から侵入したようにみせかけようとしたのですが、それがかえって裏目にでたということになります。庭から侵入したようにみせかけるなら外から室内に向かってガラスを割ることになり、大部分のガラスは室内に散乱するはずです。もっとも今はケチな空き巣でさえこんな方法はとりませんが。
また、単にサッシの錠を開いておくだけでも庭から侵入したようにみせかけることはできたはずです。これならば、たまたま鍵のかかっていなかったサッシから侵入した可能性は否定出来ないからです。
それでは犯人はどうやって邸内に侵入し、逃走したのでしょうか。
実はこの場合、邸内への侵入経路より逃走経路が犯人を特定する決め手になることに私は気付きました。つまり、庭から逃走したのでないとすれば、逃走は玄関からしか考えられないのですから、秘書が東京に向けて出発した後社長を訪ねて来た誰かが犯人だとは考えにくいのです。なぜなら、秘書が東京から戻ったとき玄関が施錠されていたと証言しているからです。来客が犯人ならば、犯行後面倒な偽装工作などする必要もなく、玄関から堂々と逃走すればいいのです。たとえ後々自分に疑いが向けられるのを避けるために偽装工作をしたのだとしても、玄関の鍵を持っていない来客はドアに鍵をかけることはできません。以上の理由で、私は玄関の合い鍵を持っている秘書が最も疑わしいと考えました。
↓続く
Yossy 2005/02/11 20:19
捜査担当刑事より
この度もまた沢山の推理をお寄せ頂きありがとうございました。
皆様の推理と平行して私も捜査を進めてまいりました。
まず犯人の侵入経路ですが、当初私は雪上の足跡から犯人は崖から庭を通って侵入し、同じ経路で逃走したのだと思いました。しかし雪上に散乱したガラスを見て、直ぐに雪の上に残された足跡は偽装だと感じました。
その理由は皆様も推察されたとおり、雪の上に散乱したガラスです。これは明らかに室内から外に向かってガラスを割った証拠です。
つまり犯人はサッシのガラスを割って庭から侵入したようにみせかけようとしたのですが、それがかえって裏目にでたということになります。庭から侵入したようにみせかけるなら外から室内に向かってガラスを割ることになり、大部分のガラスは室内に散乱するはずです。もっとも今はケチな空き巣でさえこんな方法はとりませんが。
また、単にサッシの錠を開いておくだけでも庭から侵入したようにみせかけることはできたはずです。これならば、たまたま鍵のかかっていなかったサッシから侵入した可能性は否定出来ないからです。
それでは犯人はどうやって邸内に侵入し、逃走したのでしょうか。
実はこの場合、邸内への侵入経路より逃走経路が犯人を特定する決め手になることに私は気付きました。つまり、庭から逃走したのでないとすれば、逃走は玄関からしか考えられないのですから、秘書が東京に向けて出発した後社長を訪ねて来た誰かが犯人だとは考えにくいのです。なぜなら、秘書が東京から戻ったとき玄関が施錠されていたと証言しているからです。来客が犯人ならば、犯行後面倒な偽装工作などする必要もなく、玄関から堂々と逃走すればいいのです。たとえ後々自分に疑いが向けられるのを避けるために偽装工作をしたのだとしても、玄関の鍵を持っていない来客はドアに鍵をかけることはできません。以上の理由で、私は玄関の合い鍵を持っている秘書が最も疑わしいと考えました。
↓続く