No. 2≫ No.3 ≫No. 4
千夜一夜
2022/07/13 22:38
アン「こんなのはどうかな。
エリザは私とベルとキャスとデライラの帽子の色を知っているわけじゃない。
で、エリザは自分の帽子の色を決められる。
全体で5人だから、
赤が奇数で黒が偶数、赤が偶数で黒が奇数、
のどちらかをエリザが決められる。
赤が奇数なら前所長の処刑順は奇数、逆ならそれなりに。」
ベル「うーん。確率1/2?」
デライラ「そうじゃないよ。
仮に赤い帽子が奇数番目としようよ。
アンとベルとキャスと私が、1・3・5から
思い思いに適当に選んだら…4人全員が正答する確率は低いよ。」
キャス「奇数なら1、偶数なら2と言う取り決めをしたら?」
アン「それでも勝率は1/3よね……」
―――
5人の会話の様子を音声+映像で監視カメラで観察していた
所長代理と国王はため息をついていた。
代理「難航していますね。大丈夫なのでしょうか……」
国王「正解メモ、おまえ、渡してくるかい?」
代理「えーー!?
秘密警察にバレてしまったら私も前所長同様に囚人ですよ??」
国王「大丈夫だ、副所長派は全員今眠らせてある。
前回の教訓を得ているのだよ。
今度は証拠は残さない。
我が特務機関は優秀なのだ。内務省の手先のガキどもなど手も足も出ない。」
アン「こんなのはどうかな。
エリザは私とベルとキャスとデライラの帽子の色を知っているわけじゃない。
で、エリザは自分の帽子の色を決められる。
全体で5人だから、
赤が奇数で黒が偶数、赤が偶数で黒が奇数、
のどちらかをエリザが決められる。
赤が奇数なら前所長の処刑順は奇数、逆ならそれなりに。」
ベル「うーん。確率1/2?」
デライラ「そうじゃないよ。
仮に赤い帽子が奇数番目としようよ。
アンとベルとキャスと私が、1・3・5から
思い思いに適当に選んだら…4人全員が正答する確率は低いよ。」
キャス「奇数なら1、偶数なら2と言う取り決めをしたら?」
アン「それでも勝率は1/3よね……」
―――
5人の会話の様子を音声+映像で監視カメラで観察していた
所長代理と国王はため息をついていた。
代理「難航していますね。大丈夫なのでしょうか……」
国王「正解メモ、おまえ、渡してくるかい?」
代理「えーー!?
秘密警察にバレてしまったら私も前所長同様に囚人ですよ??」
国王「大丈夫だ、副所長派は全員今眠らせてある。
前回の教訓を得ているのだよ。
今度は証拠は残さない。
我が特務機関は優秀なのだ。内務省の手先のガキどもなど手も足も出ない。」