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No. 5
a2wz0ahz
2022/05/03 18:14
実は,皇帝は金額が何であっても「もう一方の封筒と取り替えてもよい」と提案するのがルールである.
このとき,100クレジットを見るまでもなく,
封筒を開ける前から皇帝の提案は
拒否
することに決めておけばよい.
なぜなら……(以下,囁き)
--
ご明察の通り,こんなの好きです
返信
千夜一夜
(o^ O^)シ
彡★
質問をさせてください。
皇帝の電子遊戯機器のボタンをポチっとしたときに、
ディスプレイに奇数が表示される確率は、1/2になっています。
この奇数が例えば73だったとしましょう。
皇帝は
73クレジットの小切手入りの封筒と
146クレジットの小切手入りの封筒とを
用意します。
で「あなた」は2つの封筒からランダムにひとつを選び開封します。
なんと、そこには73クレジットの小切手が入っていました。
※最初に選んで開封した小切手の額面が奇数である確率は…1/4となります。
話を戻します。
73クレジットの小切手を確認した「あなた」は、皇帝から言われます。
「もう一方の封筒と取り替えてもよい」
「あなた」は考えます。
もうひとつの封筒の小切手の額面が73の半分であることはありえないと。
「あなた」は考えます。
もうひとつの封筒の小切手の額面は必ずや146クレジットであると。
―――
封筒を開ける前から皇帝の提案は
拒否
しない
ことに決めておくと、
最初に開封した封筒の小切手の額面が奇数《1/4の確率で発生》のときには、
封筒を交換してしまい、ゲットできる金額は倍増、
最初に開封した封筒の小切手の額面が偶数《3/4の確率で発生》のときには、
封筒を交換してしまい、ゲットできる金額の期待値はプラマイゼロ…ですので、
奇数であるか偶数であるかを気にせずに
〔開封して額面を確かめずとも〕
皇帝の提案「もう一方の封筒と取り替えてもよい」に必ず従う、
で、儲かるハナシになりませんかね……
―――
追記:5月4日
上記を読み返して、誤解を招きかねない部分があることに気がつきました。
結論から記します。
皇帝から2つの封筒を提示され、かつ、まだ開封していない段階では、
@:片方の小切手の額面の期待値と、もう片方の小切手の額面の期待値とを、比較することはできません。
A:2つの封筒のうち、1つを開封してその小切手の額面を確認して初めて、
未開封のほうの封筒の小切手の額面の期待値を評価できるようになります。
@、Aで示したことは、とても大事な留意点です。
なお、@について何故なのか説明しておきます。
2つの封筒ともに未開封のときには、
両方の封筒内の小切手の額面の期待値を計算すると、ともに、
無限大に発散してしまうからです。
しかしながら次のことは数学的には許可されます。
未開封の時点で、《片方を開封したあかつきには、必ず、交換すべき》
と決意しておくことは許されると思います。
《………交換すべき》との思考は、片方を開封すれば、
もう片方の封筒内の小切手の額面の期待値が
無限から有限に変化し計算可能になることを、
開封前から
あらかじめ
知っているからです。
まとめとして付言すれば、2つの封筒ともに未開封のときに、
たとえば、片方の期待値がもう片方の期待値の1.25倍だ、などとは言えないのです。
また、片方の期待値がもう片方の期待値と等しい、とも言えません。
無限大どうしを比較してどうする?
ということです。
a2wz0ahz 2022/05/03 18:14
このとき,100クレジットを見るまでもなく,封筒を開ける前から皇帝の提案は拒否することに決めておけばよい.
なぜなら……(以下,囁き)
--
ご明察の通り,こんなの好きです