ｸｲｽﾞ大陸

ポットさんも書いておられますが，タクシー料金ということであれば，案３が妥当なところでしょう。

案２（Bさんの案）は，「一人でタクシーに乗っている」ことは「二人でタクシーに乗っている」よりも，得をしているのだ，という主張です。
例にあるような，カラオケボックスの場合なんかは，歌える曲数という点で考えれば「二人でいる」より「一人でいる」ほうがお得なので案２のような分割方法が考えられます。
タクシーも，「一人でいる（乗る）」ことに重きを置くなら案２もなくはないです。
ただ，タクシー利用というのは，通常「距離」によって測るものなので，「一人でいる」ことと「二人でいる」ことの重み付けは普通は同じです。
よって，人数の重み付けは無視して，距離だけで考えて案３を採用するのが普通です。

しかし，距離だけで考えるのではなく「一人で乗ってる方が車内の空間を広く使える」とか言ってそれを認めてしまえば，「Bさんは車内の空間の半分を，全体の半分の行程で利用した」「Aさんは車内の空間全体と車内の空間の半分を，全体の行程の半分ずつ利用した」
ということになり，A:Bを3:1で分けることもあり得るとは思います。

つまり「距離だけで考える」なら案３。
「占有割合まで考慮する」なら案２。
ということになります。

ま，普通は案３でしょうけども。
AさんもBさんも「いや，タクシーの車内を広々と使うことがタクシーの利点だから」とか考える人だったら，案２もなくはない。
とても珍しい人たちだとは思うけど