ｸｲｽﾞ大陸

アトさん。

初めまして。こちらこそ宜しくお願いいたします。

楽しんで頂けているとしたならば嬉しいです。

さて。

アトさんの囁きの内にある解答案ですと、サルキジイヌたちの勝利条件が以下のどちらか、のようになっています。

１：２回目のテストまでで少なくとも１名が全問正解となる。
２：３回目までのテストで全員が正解となる。

残念ながら、本問での勝利条件は以下の通りです。すなわち。

３：２回目までのテストで全員が正解となる。


流れとしては以下の通りです。

※１回目のテストの前に３名が打ち合わせを行い、テストの５問の出題内容の如何に関わらず、あらかじめの打ち合わせで決めてあった作戦通りに回答用紙に○や×などを記入します。なお、白紙答案もルール上はアリですが、役には立ちません。

※１回目のテスト終了後、先生に採点してもらい、サルは何問正答したか、キジは何問正答したか、イヌは何問正答したか、について、みんながこれらの情報を共有します。

すると、サルキジイヌの各自とも、全員、５問の正解がわかります。

２回目のテストでは、全員ともに、満点を取れます。

（ひとりでも満点を逸した場合には、３名ともに落第である設定です。）

流れとしては以上となります。

――

以下はおまけ情報です。


今回の出題に変更を加えて、サルキジイヌの他に桃太郎も同時に補習を受けていたと仮定しましょう。計４名がテストを受けることになります。

全員が満点を取るために、１回目のテストにあたっては、いろいろな作戦があり得ますが
《たとえば》
以下のように各自が回答すれば良いこととなります。
■ＡＢＣＤＥ
桃×××××
サ○○○××
キ×○○○×
イ××○×○

…… なんだかわかりにくいですね ……

各自が回答用紙の回答欄に○か×かを必ず記入しなくてはならない、といった強いルールのもとですと、上記の例であげた通りに、２回目のテストで全員が満点を取るには、少なくとも４名の受験者が必要となります。（昔、偉い人が調べ尽くして論文にしたそうです。）

今回の鬼懲罰士の舞台では、３名しか受験者がいません。各自が回答用紙の回答欄に○か×かを必ず記入しなくてはならない、といった強いルールのもとでは、クイズ大陸在住の皆さんは誰も解決できない悪い出題となってしまいます……

以上、ながながと書きましたが、どうか御参考にして頂きたいと存じます。