推理と演繹と7枚のカード ≫No. 1
Prime
2020/07/24 16:34
とあるテレビ局のゲームバラエティー番組で、賞金獲得を賭けた論理ゲームがありました。
3名のプレイヤー達が、1対1対1の個人戦で勝負します。
数字の1〜7までのカードが各1枚ずつ用意され、
シャッフルの上、各プレイヤーに2枚ずつ配られます(配られた順番は考慮しません)。
各プレイヤーは、自身に配られたカードの数字のみを見ることができます。
残った1枚のカードは、場の中央に伏せて置かれます。
このカードの数字「X」を当てるのがゲームの目的です。
1人ずつ交互に、各プレイヤーに対して同時に質問を行います。
質問内容は、同一文言で、かつYes/Noで解答可能な内容に限られます。
回答結果は、「質問者を含めた3名のうち、解答にYesと答える人数」のみが全体に公開されます。
ゲーム進行役がすべてのやり取りをチェックしており、嘘や間違いは認められません。
どのプレイヤーも、「X」が分かった時点でいつでもコールが出来ます。
「X」および、Xを特定した論理的な根拠を示せれば、ゲームの勝者となります。
以下、3名のプレイヤーをA、B、Cと表記します。
【1戦目】
A「もし、あなたが持つカードの数字の積を喋ったとしたら、2枚のカードの内訳は即座にバレますか?」
場がしばらく静寂に包まれました。
進行役「Yesと答える人数は『1名』です」
A「コール! Xは『7』です!」
続けてAが述べた根拠も適切で、正解となりました。
さて、Aが持っていた2枚の数字と、Xを特定した根拠は何だったでしょうか?
考えられる組み合わせを1つお答えください。
【2戦目】
1戦目が瞬く間に終了してしまい、放送時間を確保できなくなった為、急遽2戦目が追加されました。
カードはシャッフルの上、配り直されています。
Bが長考の末に宣言しました。
B「あなたが持っているカードの数字の差は、3以上ですか?」
進行役「数字の差の絶対値と解釈します。Yesと答える人数は『2名』です」
Cが、目線をBの側へチラッと向けたのが分かりました。
進行役「それでは次…」
C「僭越ながら、コールさせて頂きます。Xの正体は『5』です」
進行役「……!? 根拠を述べて下さい」
司会進行役の動揺が見て取れました。
Cは自らの主張を滔々と述べ続けました。
審議の結果、Cの主張は認められて正解となりましたが、
「鋭い推理だが、論理としては飛躍があるのではないか」と疑問視する反応が複数寄せられました。
余談として、早口で延々と喋り倒す光景をノーカットで放送した為、放送事故とのコメントも複数出ました。
……さて、Cが持っていた2枚の数字と、Xを特定(推測)した根拠は何だったでしょうか?
想定難易度は1戦目が★★〜★★★、2戦目が★★★★です。
かってに君を、1戦目の問題の正解(カードの数字)で設定しています。
答え合わせ欄から回答の際は、小→大の順に並べた半角2桁の数字でお答え下さい。
(7/25 22時修正)1戦目の答えが複数ありました為、問題文を修正しました。
別解をすべて正解としています。
Prime 2020/07/24 16:34
3名のプレイヤー達が、1対1対1の個人戦で勝負します。
数字の1〜7までのカードが各1枚ずつ用意され、
シャッフルの上、各プレイヤーに2枚ずつ配られます(配られた順番は考慮しません)。
各プレイヤーは、自身に配られたカードの数字のみを見ることができます。
残った1枚のカードは、場の中央に伏せて置かれます。
このカードの数字「X」を当てるのがゲームの目的です。
1人ずつ交互に、各プレイヤーに対して同時に質問を行います。
質問内容は、同一文言で、かつYes/Noで解答可能な内容に限られます。
回答結果は、「質問者を含めた3名のうち、解答にYesと答える人数」のみが全体に公開されます。
ゲーム進行役がすべてのやり取りをチェックしており、嘘や間違いは認められません。
どのプレイヤーも、「X」が分かった時点でいつでもコールが出来ます。
「X」および、Xを特定した論理的な根拠を示せれば、ゲームの勝者となります。
以下、3名のプレイヤーをA、B、Cと表記します。
【1戦目】
A「もし、あなたが持つカードの数字の積を喋ったとしたら、2枚のカードの内訳は即座にバレますか?」
場がしばらく静寂に包まれました。
進行役「Yesと答える人数は『1名』です」
A「コール! Xは『7』です!」
続けてAが述べた根拠も適切で、正解となりました。
さて、Aが持っていた2枚の数字と、Xを特定した根拠は何だったでしょうか?
考えられる組み合わせを1つお答えください。
【2戦目】
1戦目が瞬く間に終了してしまい、放送時間を確保できなくなった為、急遽2戦目が追加されました。
カードはシャッフルの上、配り直されています。
Bが長考の末に宣言しました。
B「あなたが持っているカードの数字の差は、3以上ですか?」
進行役「数字の差の絶対値と解釈します。Yesと答える人数は『2名』です」
Cが、目線をBの側へチラッと向けたのが分かりました。
進行役「それでは次…」
C「僭越ながら、コールさせて頂きます。Xの正体は『5』です」
進行役「……!? 根拠を述べて下さい」
司会進行役の動揺が見て取れました。
Cは自らの主張を滔々と述べ続けました。
審議の結果、Cの主張は認められて正解となりましたが、
「鋭い推理だが、論理としては飛躍があるのではないか」と疑問視する反応が複数寄せられました。
余談として、早口で延々と喋り倒す光景をノーカットで放送した為、放送事故とのコメントも複数出ました。
……さて、Cが持っていた2枚の数字と、Xを特定(推測)した根拠は何だったでしょうか?
想定難易度は1戦目が★★〜★★★、2戦目が★★★★です。
かってに君を、1戦目の問題の正解(カードの数字)で設定しています。
答え合わせ欄から回答の際は、小→大の順に並べた半角2桁の数字でお答え下さい。
(7/25 22時修正)1戦目の答えが複数ありました為、問題文を修正しました。
別解をすべて正解としています。