クイズ大陸



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?Yss 2015/11/28 01:07
問3の解を公開すると共に、
どんな着想でこの問題を作ったかをネタばらしします。

問3の答えは、
山中伸弥
でした。

iPS細胞の研究者の方ですね。

今は、山中因子と呼ばれている、細胞をリセットしてさまざまな細胞に分化できる状態まで戻す遺伝子。
どうやらこの中にあるらしい、という段階まで来たところで、遺伝子の数は24個

ひとつずつ試してみたところ、ひとつでは働かないことが分かった。

そう、どれとどれのスイッチを押したら、リセットされてiPS細胞ができるのか、それが分からない。

ここで、いっこずつ入れてみるのではなく、全部入れて、いっこだけ抜いてみる、という方針で、関係ある遺伝子を絞り込んだところ、四つであった。という話は、テレビでも語られていました。研究の話というよりは、やや一般向けの話。


しかし、遺伝子というのは、AをBが代替してしまう、というようなことが起こりうるので、スイッチにたとえると並列回路ですよね。もしそういうのが、24個のうち、1個でも入っていたら、もっと迷宮入りしていたかもしれないわけです。これが問2の着想。


しかししかし、私の頭の中には常に元ネタ、遺伝子のことがありましたが、
皆さまは、そんなことは、全く知らずに問題にチャレンジされていたわけで、

三路スイッチとか、スイッチのON/OFFが逆のものとか、発想豊かに出るわ出るわ・・・別解の山が(・o・‖)


まじめに考えてみると、遺伝子で「三路スイッチ」というのは・・・このケースでは難しそうですね。
あるとしたら・・・父親と母親からひとつずつ、ある番号の染色体を受け継いで、同じ遺伝子座にある遺伝子がAまたはBがあるとき、AAだと何かが発現、BBでも発現。ABだと発現しない。BAでも発現しない。みたいなホモ接合かヘテロ接合かで、何かが起こるタイプの遺伝子があったら、三路スイッチに似ているかもしれません(まじめに考えてみた)。但しAAとBBでまったく同じ表現型になるというのは・・・ちょっと考えにくいので、やっぱり少し無理があるかも・・・

ON/OFFが逆転するタイプは・・・これはありますね。何かを「阻害する」遺伝子、ということですよね。こういうものは、数限りなくあるでしょう。但し、絞り込んだ24個の中に、そういうのが混ざっていたとしたら、ちょっと研究者としての腕が悪いですね。もっと早い段階でこういうのはふるい落とさないと。


・・・と、まじめに考えてみました。
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