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Yss
2015/11/15 01:41
挑戦者がいないですね・・・
個人的にはこの暗号、すごく好きなテーマなんですが・・・
ちょっと難解すぎる・・・のか・・・
まあとりあえず、少しずつ情報提供していこうかと。
最初は雑談というか雑学的なところからですが・・・
まず、暗号というと、大事なのは暗号方式と暗号の鍵。
暗号方式は皆が使うとバレてしまいますので、十分な多様性を持たせるために、
鍵で秘匿します。(それがないと、常に方式が一定なので、簡単に破れてしまいます)
しかし問題は、鍵をどう相手に渡すかということ。
暗号化と復号化で同じ鍵を使う「共通鍵暗号」方式だと、この問題が悩ましいんですね。
昔は、戦争前に相手に暗号の鍵をまとめて(直接会って)渡しておいて、順番に使って、使ったものは破棄するということをしていたようですが・・・途中で足りなくなって鍵を再使用したりすると、破られる危険性が高くなってしまうんですね。
そこで、暗号の鍵も、通信路を使って送りたいということを考えました。
公開鍵Eで暗号化した暗号文は、秘密鍵Dでしか復号化できない。
そして、暗号化の計算の逆計算(逆関数)が容易に計算できない。
そういう計算方法があれば、通信路を使って鍵を送る方式が成立するわけです。
これが、公開鍵暗号方式と言われるものです。RSA暗号は最も広く使われている公開鍵暗号です。
公開鍵をE、秘密鍵をDとします。
あとNを法とした世界で計算を行うのでNが必要です。
平文(ひらぶん:暗号化する前のデータ)をA、
暗号文(あんごうぶん:暗号化した後のデータ)をBとすると、
B=A^E (mod N)
これで暗号化します。そして、
A=B^D (mod N)
これで復号化します。
公開鍵で暗号化した暗号文は、同じ公開鍵では復号化できません。
こんな仕組みを考えた人はスゴイと思います。
(つづく)
Yss 2015/11/15 01:41
個人的にはこの暗号、すごく好きなテーマなんですが・・・
ちょっと難解すぎる・・・のか・・・
まあとりあえず、少しずつ情報提供していこうかと。
最初は雑談というか雑学的なところからですが・・・
まず、暗号というと、大事なのは暗号方式と暗号の鍵。
暗号方式は皆が使うとバレてしまいますので、十分な多様性を持たせるために、
鍵で秘匿します。(それがないと、常に方式が一定なので、簡単に破れてしまいます)
しかし問題は、鍵をどう相手に渡すかということ。
暗号化と復号化で同じ鍵を使う「共通鍵暗号」方式だと、この問題が悩ましいんですね。
昔は、戦争前に相手に暗号の鍵をまとめて(直接会って)渡しておいて、順番に使って、使ったものは破棄するということをしていたようですが・・・途中で足りなくなって鍵を再使用したりすると、破られる危険性が高くなってしまうんですね。
そこで、暗号の鍵も、通信路を使って送りたいということを考えました。
公開鍵Eで暗号化した暗号文は、秘密鍵Dでしか復号化できない。
そして、暗号化の計算の逆計算(逆関数)が容易に計算できない。
そういう計算方法があれば、通信路を使って鍵を送る方式が成立するわけです。
これが、公開鍵暗号方式と言われるものです。RSA暗号は最も広く使われている公開鍵暗号です。
公開鍵をE、秘密鍵をDとします。
あとNを法とした世界で計算を行うのでNが必要です。
平文(ひらぶん:暗号化する前のデータ)をA、
暗号文(あんごうぶん:暗号化した後のデータ)をBとすると、
B=A^E (mod N)
これで暗号化します。そして、
A=B^D (mod N)
これで復号化します。
公開鍵で暗号化した暗号文は、同じ公開鍵では復号化できません。
こんな仕組みを考えた人はスゴイと思います。
(つづく)